おでかけスイーツ部(9)「スイーツ笑福」
愛らしい最中にほっこり
いくら“鹿”追だからって…と思わずほほ笑えんでしまう。菓子店笑福の〈えぞ鹿最中〉。食べる前に「すみません、いただきます」とシカに断りを入れるほど、愛らしい。
お座りしたシカをかたどった香ばしい最中で、頭の先からおしりまで、十勝産小豆を練ったあんがぎっしり。こだわりは控えめに仕上げたあんの甘さ、そして水分だ。最中は水気を吸うとパリパリ感がなくなる。「寒天で固さを調整するんだよ。でも1年に1回くらいは失敗しちゃうかな」とオーナーの福井次浩さんは、茶目っ気たっぷりに話す。
福井さんは、もともと柳月の菓子職人。定年を機に2008年、老舗・松栄堂の店舗と菓子を引き継いで、名前も新たに開店した。以前から町にちなんだ菓子は多いが、中身や包装を一新し、得意の洋菓子も商品化。鹿追の地名や伝説の説明書きを添えたものもあり、十勝のPRに一役買っている。
「今後も地域に根差した個性的な菓子を考えたい」と福井さん。地元愛から生まれる銘菓の数々。十勝の魅力を再発見するのも楽しそうだ。
いくら“鹿”追だからって…と思わずほほ笑えんでしまう。菓子店笑福の〈えぞ鹿最中〉。食べる前に「すみません、いただきます」とシカに断りを入れるほど、愛らしい。
お座りしたシカをかたどった香ばしい最中で、頭の先からおしりまで、十勝産小豆を練ったあんがぎっしり。こだわりは控えめに仕上げたあんの甘さ、そして水分だ。最中は水気を吸うとパリパリ感がなくなる。「寒天で固さを調整するんだよ。でも1年に1回くらいは失敗しちゃうかな」とオーナーの福井次浩さんは、茶目っ気たっぷりに話す。
福井さんは、もともと柳月の菓子職人。定年を機に2008年、老舗・松栄堂の店舗と菓子を引き継いで、名前も新たに開店した。以前から町にちなんだ菓子は多いが、中身や包装を一新し、得意の洋菓子も商品化。鹿追の地名や伝説の説明書きを添えたものもあり、十勝のPRに一役買っている。
「今後も地域に根差した個性的な菓子を考えたい」と福井さん。地元愛から生まれる銘菓の数々。十勝の魅力を再発見するのも楽しそうだ。
<スイーツ笑福>
鹿追町新町2丁目6-1
Tel:0156・66・3761
営:9時~19時
休:月曜
◆おでかけスイーツ部
十勝のスイーツを求めて、Chai編集部が各店を訪問する連載企画です。
※フリーマガジン「Chai」2018年6月号より。
※撮影/辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。