カフェで過ごす。(6)「おいしいコーヒーを淹れるための3ステップ」
家で飲むコーヒーも、カフェのクオリティーに近づけたい! 帯広市「ホッチーノコーヒー」で、オーナーのブルーノ・フランサ・ダネジさんにコーヒーを淹れるコツを教わりました。
◆step1 まずは道具をそろえよう
●ドリッパー
●ペーパーフィルター
●グーズネックポット(普通のケトルでもOK)
●温度計
●はかり
●タイマー
●コーヒーミル
●スプーン
※今回はタイマー付きの はかりを使っています
◆step2 “初歩の初歩”を押さえる
・飲む直前に豆を挽く …豆はフレッシュが一番!
・熱湯(沸騰した湯)は使わない …91~93℃が目安です
・保管は密封容器やチャック付きポリ袋で …冷蔵庫に入れるのはNG。寒暖差で水滴が付かないよう、常温で保管します
◆step3 これが最新の抽出法! ドリップコーヒーの淹れ方
※2007年のバリスタ世界チャンピオンが考案した抽出法。カップ1~2杯分の分量です
(1)コーヒー豆を量る
(2)豆を挽く
(3)フィルターを湯ですすぐ
(4)挽いた豆をフィルターに入れる
(5)50gの湯を加えて30秒蒸らす
(6)全量が150gになるまで湯を加えてかき混ぜる
(7)タイマーが1分45秒を表示したら全量が250gになるまで湯を加える
(8)再度かき混ぜる
(9)タイマーが3分30秒を表示するまで抽出
取材協力
<Hoccino Coffees(ホッチ―ノコーヒー)>
帯広市東1条南6丁目2
Tel:0155・66・5875
営:8時~18時(土・日曜、祝日は9時~19時)
休:火曜
※コーヒースクールも開催中。詳細は問い合わせを
いくつ知ってる? コーヒー用語
ブームの到来とともに、コーヒーにまつわるカタカナ言葉を耳にするようになりました。知っている人も知らない人も、改めておさらい!
◆サード・ウエーブ(第3の波)…90年代後半に誕生した、「上質のコーヒーを丁寧に淹れて味わう」というコーヒーカルチャーのこと。低コストなコーヒーが量産された「第1 の波」、シアトル系カフェが流行した「第2の波」に続く位置付けでもある。
◆サスティナブルコーヒー…環境や人などの未来に配慮し、持続可能性(サスティナビリティー)を考えたコーヒーのこと。
◆スペシャリティコーヒー…トレーサビリティ(生産履歴)が明確で、カッピング審査を受けた良質なコーヒーのこと。
◆デカフェ…カフェインを含む飲食物からカフェインを取り除いた状態のこと。別名カフェインレス、カフェインフリー。
◆ブルーボトルコーヒー…「コーヒー界のアップル」とも呼ばれる、アメリカで人気のコーヒーショップ。前出したサード・ウエーブの代表格ともいわれる
※フリーマガジン「Chai」2019年10月号より。
※撮影/辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。
カフェで過ごす。
ひとりでのんびり、女友達との気兼ねない時間―。カフェという空間は居心地がいい。こだわりの個性派カフェや、十勝でカフェ文化が広がった当時の様子などをご紹介。秋はおいしいコーヒーと一緒に、のんびり過ごしましょ。