2024年4月号

特集/ときめきのプリン&愛しのシュークリーム

おびひろ老舗湯めぐり(6)「光南温泉」

明るい浴室には打たせ湯、ジェットバス、バイブラマットなど5種

家族のような常連客 湯と朝食でもてなす
 沸かし湯の健康センターを営業していた現地で、初代社長の亀井正雄さん(故人)が温泉を掘り当て、1986年に「帯広南温泉」として開業した。2010年には配管の老朽化で一時源泉を閉鎖したが、翌年には新しい源泉を掘り当て、「光南温泉」としてリニューアルした。

 源泉100%のモール湯は、ph8.8のアルカリ性単純温泉。湯量などで調整してぬるめを保ち、湯あたりしにくく、子どもも安心して入れる。バイキング形式の朝食も名物だ。4時30分から朝風呂を堪能でき、さっぱりした後に味わう家庭料理は体に優しく染みる。

 開業時からの常連客も多く、「家族みたいな存在」と目を細める役員の菊地裕香さん。菊地さんの母で代表の若山喜美恵さんと共に、温泉ソムリエの資格も持つそう。温泉のあれこれを尋ねるのも楽しい。

十勝産野菜をふんだんに使った朝食は約20品で、ケーキも手作り。朝食バイキングと入浴セットは900円。朝食のみは700円

「帯広南温泉」時代の1枚


帯広市東2条南19丁目15 
Tel:0155・23・7353
営:4時30分~11時、14時~23時
※毎月第1水曜は17時~営業 ※朝食バイキングは7時~9時30分(受け付けは~9時)
休:なし 
料:大人440円、小学生140円、幼児(未就学児)70円


※フリーマガジン「Chai」2018年5月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。