おでかけスイーツ部(3)「Patisserie UEDA」
老舗店の銘菓 温もりを感じる焼き菓子
広尾町に、120 年続く菓子店がある。
オーナーパティシエ上田敬一さん(59)は、1898(明治31)年創業の上田商店、上田菓子店から続く5代目店主。高校卒業後、滝川市や東京の有名菓子店で腕を磨いた。店内には受け継いだ味も含め、ケーキや焼き菓子など和洋合わせ100 種以上が並ぶ。
中でも、「瓦」という意味のフランス焼き菓子「チュイル」は看板商品だ。卵や砂糖、薄力粉、バターなどを混ぜた生地を薄く天板にのばして焼き、手で型に押して丸みをつける。香ばしさに加え、どこか温かく素直な味を作りだしているのは、やはり人。オリジナルの配合から1枚1枚の焼き具合の確認まで、すべて上田さんが行う。カボチャやゴマ、ココナッツなど6種あり、「食感の違いも楽しいよ」と薦めてくれた。
菓子づくりのこだわりを尋ねると「ないよ」とにんまり。「自分がおいしいと感じて、みんなが笑顔になるものを作るだけ。お菓子には魔力があるからね」。すてきなこだわりだと思う。
広尾町に、120 年続く菓子店がある。
オーナーパティシエ上田敬一さん(59)は、1898(明治31)年創業の上田商店、上田菓子店から続く5代目店主。高校卒業後、滝川市や東京の有名菓子店で腕を磨いた。店内には受け継いだ味も含め、ケーキや焼き菓子など和洋合わせ100 種以上が並ぶ。
中でも、「瓦」という意味のフランス焼き菓子「チュイル」は看板商品だ。卵や砂糖、薄力粉、バターなどを混ぜた生地を薄く天板にのばして焼き、手で型に押して丸みをつける。香ばしさに加え、どこか温かく素直な味を作りだしているのは、やはり人。オリジナルの配合から1枚1枚の焼き具合の確認まで、すべて上田さんが行う。カボチャやゴマ、ココナッツなど6種あり、「食感の違いも楽しいよ」と薦めてくれた。
菓子づくりのこだわりを尋ねると「ないよ」とにんまり。「自分がおいしいと感じて、みんなが笑顔になるものを作るだけ。お菓子には魔力があるからね」。すてきなこだわりだと思う。
<Patisserie UEDA(パティスリーウエダ)>
広尾町丸山通北1丁目
Tel:01558・2・3277
営:9時~19時30分
休:日曜
http://patisserie-ueda.com/
◆おでかけスイーツ部
十勝のスイーツを求めて、Chai編集部が各店を訪問する連載企画です。
※フリーマガジン「Chai」2017年12月号より。
※写真の無断転用は禁じます。