おでかけスイーツ部(4)「竹屋製菓」
そばの香り立つ大人菓子
口に運ぶと、そばの香りがふわりと広がり、あんの上品な甘さが心地よい。1925(大正(14)年に創業した帯広の竹屋製菓の銘菓〈そばやき〉。50 年ほど前に初代鈴木肇さん(故人)が考案した。
良質の砂糖と小豆が入手しやすい十勝は当時から、菓子店の激戦区。そんな中、十勝らしい味を模索してそば粉を材料に選んだ。そば粉で作る生地を薄く焼き上げ、十勝産小豆で作ったあんと求肥を包み、砂糖と水あめを加工したホンダンを塗って仕上げる。そば粉だけの生地をとめるまのは難しく、独自の製法は特許を取得した。
「通な人に受ける大人の菓子」と3代目社長鈴木培弘さんは表現する。そばのうまさを感じるようになると、さらにおいしさがわかるそう。菓子の包装紙も〝大人仕様〞。世界的な版画家・棟方志功氏が手掛けた倭(やまと)絵で、2代目清さん(故人)が棟方氏の作品づくりに感銘を受けて依頼した。菓子に新たな価値を添えている。
約10 種の洋菓子和も販売する。「質のよい菓子で喜んでもらえたらうれしい」と鈴木さん。3代続くたゆまない努力で、銘菓を守る。
口に運ぶと、そばの香りがふわりと広がり、あんの上品な甘さが心地よい。1925(大正(14)年に創業した帯広の竹屋製菓の銘菓〈そばやき〉。50 年ほど前に初代鈴木肇さん(故人)が考案した。
良質の砂糖と小豆が入手しやすい十勝は当時から、菓子店の激戦区。そんな中、十勝らしい味を模索してそば粉を材料に選んだ。そば粉で作る生地を薄く焼き上げ、十勝産小豆で作ったあんと求肥を包み、砂糖と水あめを加工したホンダンを塗って仕上げる。そば粉だけの生地をとめるまのは難しく、独自の製法は特許を取得した。
「通な人に受ける大人の菓子」と3代目社長鈴木培弘さんは表現する。そばのうまさを感じるようになると、さらにおいしさがわかるそう。菓子の包装紙も〝大人仕様〞。世界的な版画家・棟方志功氏が手掛けた倭(やまと)絵で、2代目清さん(故人)が棟方氏の作品づくりに感銘を受けて依頼した。菓子に新たな価値を添えている。
約10 種の洋菓子和も販売する。「質のよい菓子で喜んでもらえたらうれしい」と鈴木さん。3代続くたゆまない努力で、銘菓を守る。
<竹屋製菓>
帯広市東8条南7丁目19
Tel:0155・23・1758
営:9時~17時
休:日曜
◆おでかけスイーツ部
十勝のスイーツを求めて、Chai編集部が各店を訪問する連載企画です。
※フリーマガジン「Chai」2018年1月号より。
※写真の無断転用は禁じます。