十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年5月号

特集/はさんでおいしいLet'sサンド!

おでかけスイーツ部(5)「一糸」

手前から〈深みの抹茶ティラミス〉〈香ばし黒ごまティラミス〉〈大人のティラミス〉各410円

和を織り交ぜたティラミス
 コーヒーシロップが浸みたスポンジに、マスカルポーネチーズのクリームが重なるスイーツの王道ティラミス。これを3種楽しめる店がある。

 「一糸」は和がコンセプトの洋菓子店。民家を改装した店には、和食材を使った菓子約30種が並ぶ。ティラミスは基本のココアの他、抹茶味、昨年秋から黒ごま味が加わった。

 菓子づくりのこだわりは食後に食べて満足できる「バランス」。前職はイタリアンで、コース料理も手掛けたシェフ堀貴志さんらしい発想だ。ティラミスもマスカルポーネチーズに代わり、脂肪分少なめの道産クリームチーズですっきりと仕上げた。

 抹茶味はシロップや表面に八女茶を使い、日本庭園を模した飾りが粋。ごまのクリームが香ばしい黒ごま味は、コーヒーシロップとの相性が新鮮である。

 店名は「人と人を紡ぐ糸になりたい」という意味だそう。「地場食材にさらにこだわりたい」と意気込む堀さん。地域との糸も紡ぎ、これからどんな十勝らしい菓子を創造するのか―。

ほうじ茶味の〈想糸ロール〉1,188円

道産米粉のクッキー〈小米雪〉抹茶、和三盆、きなこ各1箱464円(右)は手土産にも





<一糸(いと)>
幕別町札内中央町528-12
Tel:0155・66・7290
営:10時30分~18時
休:木曜(祝日の場合は変動)

「新たな和の食材を求めながら菓子作りに挑みます」と堀貴志さん


おでかけスイーツ部
十勝のスイーツを求めて、Chai編集部が各店を訪問する連載企画です。

※フリーマガジン「Chai」2018年2月号より。
※写真の無断転用は禁じます。