おでかけスイーツ部(6)「ル・ボルドー」
本場のカヌレ、十勝にあり
「カヌレ・ド・ボルドー」は、フランス・ボルドー地方で愛されている伝統菓子だ。独特の形をした銅製の型で焼き、ボルドーでは約350軒もの販売業者がある。
日本での流行は1990年代中ごろ。ボルドーを店名に掲げていたレストラン「ル・ボルドー」のオーナーシェフ加藤和彦さん(63)は当時、慌てて修業していたフランスの老舗レストラン「ダローズ」で働く友人から、大切なレシピを送ってもらったという。恩を胸に試作を重ね、程なくメニュー化した。
生地は十勝産の小麦粉やバター、牛乳、砂糖に加え、香りづけのバニラやラム酒とシンプルだ。蜜ろうを塗った型に流し、約200℃で40~50分焼く。温度と時間の見極めが勝負。表面は艶やかにカリッと焦げ、中は意外なほどしっとり。洋酒の香りが上品だ。
昨年ダローズを訪れ、カヌレ作りを見学した。「20年来の作り方が正しいか確かめたくて」と感謝を新たにする加藤さん。想いが宿る本場のカヌレ、そのおいしさは格別だ。
「カヌレ・ド・ボルドー」は、フランス・ボルドー地方で愛されている伝統菓子だ。独特の形をした銅製の型で焼き、ボルドーでは約350軒もの販売業者がある。
日本での流行は1990年代中ごろ。ボルドーを店名に掲げていたレストラン「ル・ボルドー」のオーナーシェフ加藤和彦さん(63)は当時、慌てて修業していたフランスの老舗レストラン「ダローズ」で働く友人から、大切なレシピを送ってもらったという。恩を胸に試作を重ね、程なくメニュー化した。
生地は十勝産の小麦粉やバター、牛乳、砂糖に加え、香りづけのバニラやラム酒とシンプルだ。蜜ろうを塗った型に流し、約200℃で40~50分焼く。温度と時間の見極めが勝負。表面は艶やかにカリッと焦げ、中は意外なほどしっとり。洋酒の香りが上品だ。
昨年ダローズを訪れ、カヌレ作りを見学した。「20年来の作り方が正しいか確かめたくて」と感謝を新たにする加藤さん。想いが宿る本場のカヌレ、そのおいしさは格別だ。
<ル・ボルドー>
帯広市西16条南5丁目17-9
Tel:0155・38・3440
営:11時30分~14時30分、
17時30分~22時
休:水曜、第3火曜
十勝のスイーツを求めて、Chai編集部が各店を訪問する連載企画です。
※フリーマガジン「Chai」2018年3月号より。
※写真の無断転用は禁じます。