とかちde缶詰(5)「学んでさらにおいしく! 缶詰豆知識」
長期間おいしく味わえる缶詰。作り方や保存方法などについて、缶詰や冷凍食品を製造・販売しているエア・ウォーター十勝食品(更別)で教えてもらいました。
(1)缶詰はいつからあるの?
1804年に原理が発明されました。
フランスの皇帝ナポレオンが、軍遠征時の食糧確保のため、食品の保存技術を募集したのがきっかけです。フランス人の二コラ・アペールが1804年、加熱・殺菌して容器に詰める缶詰の原理を発明し、賞金が与えられました。当時の容器はびんで、6年後にイギリスでブリキを使った缶詰が登場しました。現代のレトルト食品の数々は、この技術の応用です。
(2)どうやって 作っているの?
「脱気」「密封」「殺菌」が主な工程です。
生のままの食材や調味料を缶に入れ、真空の部屋でふたを閉めます。その後、圧力釜を使って、熱水や蒸気で殺菌。殺菌の過程で食材も調理され、圧力をかけるため魚なら骨まで軟らかくなります。煮汁にもたっぷり栄養が溶けだしているので、煮汁のまま料理に使うのがお薦めです。
(3)保存料は入っている?
使っていません。
前述(2)のような工程で殺菌・調理することで、保存性を高めています。家庭でなじみある調味料を主に使って加工している安全・安心な食品です。
(4)缶の素材は?
ブリキです。
1枚の鉄板を溶接した筒と、別に作ったふたで構成され、表面はさび防止の塗装が施されています。アルミニウムを使用する場合もあります。
(5)保存期間はどれくらい?
一般的な賞味期限は3年です。
湿気が少ない冷暗所で保管し、他の食品同様、缶に記載されている期限内に食べ切りましょう。
ちなみに、コーン缶詰は…?
十勝で甘く実ったスイートコーンを、収穫から4時間以内に工場に運んですぐに加工しています。製造は収穫期の8~9月のわずかな期間。十勝の旬の味覚を気軽に楽しんでください。※道の駅さらべつや藤丸などで販売しています。
<取材協力>
エア・ウォーター十勝食品
更別村更別194-5
Tel:0155・52・3721
※フリーマガジン「Chai」2020年8月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。
(1)缶詰はいつからあるの?
1804年に原理が発明されました。
フランスの皇帝ナポレオンが、軍遠征時の食糧確保のため、食品の保存技術を募集したのがきっかけです。フランス人の二コラ・アペールが1804年、加熱・殺菌して容器に詰める缶詰の原理を発明し、賞金が与えられました。当時の容器はびんで、6年後にイギリスでブリキを使った缶詰が登場しました。現代のレトルト食品の数々は、この技術の応用です。
(2)どうやって 作っているの?
「脱気」「密封」「殺菌」が主な工程です。
生のままの食材や調味料を缶に入れ、真空の部屋でふたを閉めます。その後、圧力釜を使って、熱水や蒸気で殺菌。殺菌の過程で食材も調理され、圧力をかけるため魚なら骨まで軟らかくなります。煮汁にもたっぷり栄養が溶けだしているので、煮汁のまま料理に使うのがお薦めです。
(3)保存料は入っている?
使っていません。
前述(2)のような工程で殺菌・調理することで、保存性を高めています。家庭でなじみある調味料を主に使って加工している安全・安心な食品です。
(4)缶の素材は?
ブリキです。
1枚の鉄板を溶接した筒と、別に作ったふたで構成され、表面はさび防止の塗装が施されています。アルミニウムを使用する場合もあります。
(5)保存期間はどれくらい?
一般的な賞味期限は3年です。
湿気が少ない冷暗所で保管し、他の食品同様、缶に記載されている期限内に食べ切りましょう。
ちなみに、コーン缶詰は…?
十勝で甘く実ったスイートコーンを、収穫から4時間以内に工場に運んですぐに加工しています。製造は収穫期の8~9月のわずかな期間。十勝の旬の味覚を気軽に楽しんでください。※道の駅さらべつや藤丸などで販売しています。
<取材協力>
エア・ウォーター十勝食品
更別村更別194-5
Tel:0155・52・3721
※フリーマガジン「Chai」2020年8月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。
とかち de 缶詰
忙しいときの食卓や災害時にも重宝する缶詰。今回は、十勝ならではの缶詰やアレンジしたレシピ、アウトドアでの活用法などを紹介します。十勝でおいしい缶詰ライフを楽しみましょう。