とかちde缶詰(2)「缶詰で気軽に♪ アウトドア飯」
帯広市街地から南西約35㎞にあるポロシリキャンプ場。日高山脈と十勝幌尻岳に抱かれた緑のフィールドでのんびり過ごそうと思い立ち、女子3人が訪れた。主な持ち物は、缶詰。「え、ズボラ…?」と言うなかれ。缶詰はアウトドアのご飯をおいしくしてくれる、秀逸アイテムなのだ。
今回は特別にデスティネーション十勝のアウトドアガイド・早丸和徳さんが手ほどきしてくれた。タープを張り、炭をおこし、さぁ食事の準備! 「持ち運びが楽で洗い物も少なく、何よりおいしいですよ」と教えてもらった缶詰レシピは4種。さて、お味は?
<この日のメニュー>
〇コーンバター
コーン缶+バター
〇ホタテ、カキのアヒージョ
ホタテ缶+〈オリーブオイル、ニンニク、赤唐辛子〉
カキ缶+〈オリーブオイル、ニンニク、赤唐辛子〉
※ニンニクは多め! 飾り用でパセリとレモン
〇焼き鳥チーズ
焼き鳥缶+ゴーダチーズ
※風味の濃いチーズがおすすめ
〇アサリのご飯
アサリ缶+お米
※キャンプ料理用のクッカー「メスティン」で調理。クッカーにお米と水、アサリ缶を入れて固形燃料で炊き上げる
※仕上げに小口ネギ
◆下準備
焼き鳥缶を除き、缶内の汁は別の容器に移して、あとは缶詰以外の材料を切って入れるだけ。缶詰はもともと調理されているので、塩・こしょうなど味付けはお好みで。
◆調理
炭をおこしたたき火台に缶詰を乗せると、一気にグツグツして「いい香り~♪」。炭の火力であっという間に完成! この日のメニュー
◆食事タイム
「焦げて当たり前の気持ちで楽しんで。何気ないメニューもアウトドアだと不思議と数倍おいしくなります」という早丸さんの言葉通り、十勝の豊かな自然の中で味わう食事は最高! 缶詰と大自然のパワーに圧倒されつつ、楽しい時間は夜まで続いた。
<教えてくれた人>
デスティネーション十勝のフィールドプランナー、アウトドアガイドの早丸和徳さん。
南米など世界各国をバックパック一つで旅した経験も
<取材協力>
デスティネーション十勝
帯広市西13条南8丁目1 とかちむら内
Tel:0155・66・6191
HP:https://destination-tokachi.jp
6月にストアがOPEN。今回利用したスノーピーク製のたき火台など、キャンプ・バーベキュー用品のレンタル可
スノーピーク十勝ポロシリ キャンプフィールド
帯広市拓成町第2基線2-7
Tel:0155・60・2000
※フリーマガジン「Chai」2020年8月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。
とかち de 缶詰
忙しいときの食卓や災害時にも重宝する缶詰。今回は、十勝ならではの缶詰やアレンジしたレシピ、アウトドアでの活用法などを紹介します。十勝でおいしい缶詰ライフを楽しみましょう。