2024年4月号

特集/ときめきのプリン&愛しのシュークリーム

〇【アーカイブ】冬を遊ぶ。(3)「カーリング カールプレックスおびひろ」

 平昌五輪以来、改めて人気に火がついたカーリング。魅力を探るべく、屋内カーリング施設「カールプレックスおびひろ」で“氷上のチェス”を初体験!

がんばるぞー!挑戦したのはChai編集部のよっしー、やま、編集長の平田(左から)。目指すは“カーリング女子”のはずが、「オレもやる!」と編集長が乱入。

「イエス!イエス!」。仲川さんの指示で全力スイープ。息が切れる~!


(1)シューズ


カーリングシューズ。氷の上でスーッと滑る秘密は、片方の裏側がツルツルした素材だから。今回は片方(写真左)に滑り止めを装着。

(2)歩く


まずは氷に慣れるところから。ストーンと氷の接地面積を減らしてよく滑るようにするため、リンクの表面はスプレー状に水を散布して粒々があるのが特徴です。「想像以上に滑る…」とみんなヨチヨチ歩き。

(3)滑る


次に正しいフォームで滑る練習。補助器具を使い、「イチ、ニイ、サン!」のリズムで右足を蹴り出して伸ばすと、それらしいフォームに!

(4)投げる

優しく優しく…


いよいよストーンを投げます。「回転をかけるのが基本です」と仲川さん。氷の上を運ぶように優しく扱います。的(ハウス)の真ん中に入れるには、体の向きを少し斜めにするといいそう。

想像以上に重いと感じたストーンは20kg


(5)スイープ


仕上げは、ブラシで氷をゴシゴシ掃く「スイープ」の練習。スイープは、ストーンが通過する前のアイスを摩擦で溶かすことで、ストーンの距離を伸ばしたり回転を抑えるために行います。試合で耳にする掛け声「イエス」「ヤップ」「ハリー」はいずれも「履け」という意味。室内は5℃なのに、汗ばむ運動量!

(6)ゲーム


最後にChaiチーム対仲川さんでゲーム対戦。本来は司令塔「スキップ」を含め、4人1チームです。最後の一投まで勝敗が分からない楽しさや、コミュニケーションが重要なスポーツならではの一体感も醍醐味(だいごみ)でした。奥深い魅力のカーリング、みんなまた来ようね!

<教えてくれた人>


今回は基礎から簡単なゲームを体験できる約2時間のレッスン。教えてくれたのは、帯広畜産大学カーリング部の部長でとっても爽やかな仲川翼さん。

<体験したコース>
120分コース(3~40人、中学生以上、ミニゲーム有)、料:3,500円(シューズ、ブラシ、ヘルメット、ニット帽、手袋レンタル込み)

<カールプレックスおびひろ>


土谷特殊農機具製作所が運営し、2007年にオープン。道内3カ所ある通年営業のカーリング施設のひとつ。
帯広市清流東2丁目13-7
Tel:0155・67・7234

※フリーマガジン「Chai」2019年2月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。