冬を遊ぶ。(2)「男子VS女子 冬のキャンプ対決~Snow Peak 十勝ポロシリキャンプフィールド」
「女子が〝優雅〞ときたら、男子はワイルドにいくぞ!」と、Chai編集長の平田、若手営業部員の湯浅と柳田の3人がデイキャンプを楽しんだ。冬もオープンしているキャンプ場「Snow Peak 十勝ポロシリキャンプフィールド」にいそいそと向かった。
真冬にしては、暖かで風もなく、冬遊びに絶好な日。3人はキャンプ場に来たものの、夏も冬もどちらもキャンプ初心者。そこで、同フィールドのアドバイザリースタッフの坂和馬さんにアドバイスを受け、炭火でダッチオーブンを使って「ミネストローネ」を作った。テントや調理器具などもレンタルしているので、気軽にデイキャンプを楽しめる。
たき火台とバーベキューセット、ダッチオーブンなど料理を楽しむ道具は一式借り、早速調理開始。まずは炭の火おこし。テレビや動画サイトを見て一夜漬けで覚えてきた、新聞紙を使い簡単にできる方法を実践。新聞紙をちぎり、固くねじり、井形に組んで、その周りに炭を置いて着火。火の勢いがよくなったらふたをするように上にも炭を置く。数分するとパチパチと音がして炭がおき始めた。
炭はそのままにして調理に。「平田さん、分量はどれぐらいにします?」と湯浅が問うても、「てきとう。ジャガイモは2 個? 3個? それぐらいでいいんじゃない?」と、男料理らしく、目分量で作った。温めたダッチオーブンに、オリーブオイルとベーコン、タマネギを入れて炒めて、ニンジン、セロリ、とかちマッシュ、ベーコン、缶詰の豆、マカロニ、トマト缶2缶を投入。ダッチオーブンからあふれそうになるくらい具が入ったが気にせず、水を足してふたをのせ、上にも炭を置き放置。10 分ほどしたら隙間から勢いよく湯気が出て、いい香りも漂い始めた。「腹すいた!」と、ゆで加減も確かめず、待ちきれずに食事。「体が温まるね。寒い中でホクホクした料理を食べるとよりおいしく感じるね!」と、男3人、初めての冬のデイキャンプを満喫した。
〔住箱(じゅうばこ)〕 移動式の宿泊施設。4人まで宿泊できる。照明や寝具(2人分が基本)、基本的なアウトドア用品が備えられ、冬季はストーブも設置されるので、道具がなくても夏冬通して気軽にキャンプが楽しめる。 2人利用13,000円/1棟1泊 4人利用18,000円/1棟1泊
<教えてくれた人>
アドバイザリースタッフの坂 和馬さん
管理棟には、Snow Peakのショップも併設されている。直営ショップは、道内ではここだけ。ウエアやキャンプ道具などがそろう。
<Snow Peak 十勝ポロシリキャンプフィールド>
帯広市拓成町第2基線2-7
管理棟Tel:0155・60・2000
http://sbs.snowpeak.co.jp/tokachiporoshiri/
▼冬季のサイト利用
積雪期も夏季と同じサイト・料金で利用できます。積雪状況により利用が難しい場合があるので、事前にお問い合わせください。(1サイト当たりの利用は1組、車1台、6人前後、テント1張、シェルター1張まで) デイキャンプ(10時~ 17時)800円
※フリーマガジン「Chai」2019年2月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。
冬を遊ぶ。
屋内にこもりがちな冬。でも、雪の中ではひと味違うアウトドア体験ができたり、スノーボードなど冬だからこそ楽しめるレジャーがあります。外に出て、十勝の冬を楽しんでみませんか。