おでかけスイーツ部(34)「shogetsu(しょうげつ)」
初代から続くあんドーナツ
足寄町の老舗菓子店shogetsuを訪れたら、〈あんドーナツ〉をぜひ味わって。華やかな洋菓子と肩を並べる人気で、約40年前から続く看板商品なのだ。
1951年に「松月堂」として店を構えた初代・両角章さん(故人)が生みの親。およそ5cmの一口サイズのドーナツは、家族団らんのおやつ菓子や手土産として重宝されてきた。中には100個単位で注文する客もいるという。
小麦や砂糖、卵などで作った生地であんを包んで、大豆を精製した白絞油(しらしめゆ)でカラリと揚げる。上質な小豆を炊いて練り上げた甘さ控えめのあんが肝。しっとりと香ばしい薄皮とあいまって、口に運ぶ手が止まらなくなる。
仕込みから揚げる工程は2人がかりで、今は2代目の和菓子職人・孝明さんと、3代目で洋菓子を担当する修寛さんの二人三脚で作業する。孝明さんが高齢のため、「可能な限りですがファンのために頑張りたい」と、支えてくれた地域に思いを寄せる修寛さんと妻の清香さん。この夏は、変わらぬ味を目指してドライブしよう。
足寄町の老舗菓子店shogetsuを訪れたら、〈あんドーナツ〉をぜひ味わって。華やかな洋菓子と肩を並べる人気で、約40年前から続く看板商品なのだ。
1951年に「松月堂」として店を構えた初代・両角章さん(故人)が生みの親。およそ5cmの一口サイズのドーナツは、家族団らんのおやつ菓子や手土産として重宝されてきた。中には100個単位で注文する客もいるという。
小麦や砂糖、卵などで作った生地であんを包んで、大豆を精製した白絞油(しらしめゆ)でカラリと揚げる。上質な小豆を炊いて練り上げた甘さ控えめのあんが肝。しっとりと香ばしい薄皮とあいまって、口に運ぶ手が止まらなくなる。
仕込みから揚げる工程は2人がかりで、今は2代目の和菓子職人・孝明さんと、3代目で洋菓子を担当する修寛さんの二人三脚で作業する。孝明さんが高齢のため、「可能な限りですがファンのために頑張りたい」と、支えてくれた地域に思いを寄せる修寛さんと妻の清香さん。この夏は、変わらぬ味を目指してドライブしよう。
<shogetsu(しょうげつ)>
足寄町南2条1丁目
Tel:0156・25・2225
営:9時~18時(日曜、祝日は~17時)
休:火曜
◆おでかけスイーツ部
十勝のスイーツを求めて、Chai編集部が各店を訪問する連載企画です。
※フリーマガジン「Chai」2020年7月号より。
※写真/辰巳 勲。写真の無断転用は禁じます。