2024年4月号

特集/ときめきのプリン&愛しのシュークリーム

おでかけスイーツ部(21)「Café Mahalo(まはろ)」

定番のパフェ3種。手前から濃厚な〈キャラメルパフェ〉、〈豆パフェ〉、ヨーグルトシャーベットが爽やかな〈フルーツパフェ〉。各650円、ドリンクとセットでドリンク100円引き

鹿追・十勝を重ねたパフェ
 「食材がいいから、おいしくなるんですよ」とは、スイーツや調理を担当する吉田史さん。でも食材にほれ込んでいるから、おいしさを引き出せるのだ。

 札幌の専門学校で学んだ後、帯広市内のホテルなどでパティシエ・調理師として腕を磨いた。史さんの思いを形にする場として、2011年に開いた店は、父・早人さんや母・美代子さんと切り盛りする。

 人気のパフェは、さっぱり系から濃厚なものまで定番が3種。おすすめの〈豆パフェ〉は、十勝のバターや小麦粉、きな粉で作ったクッキークラムを敷き、上に豆腐ベースのクリーム、鹿追のエダマメや豆乳を使った2種のアイスクリーム。さらに鹿追産純卵使用のメレンゲ、鹿追の金時豆と白花豆の煮豆、小豆のあん…と重なり、十勝をグラスに閉じ込めたよう。甘さ控えめの優しい味で、食感の違いがまたいい。完食すると、他のパフェも気になるはず。

 なぜ食材にこだわりを…?「 母の料理がそうでした。あと鹿追をもっと知ってほしくて」とニコリ。母の愛情がエッセンス、おいしさに納得。

持ち帰りできる〈そば茶クッキー〉〈マドレーヌ〉などの焼き菓子各130円

〈本日のケーキ〉450円のクレームブリュレもぜひ





<Café Mahalo(まはろ)>
鹿追町東町2丁目6
Tel:0156・66・3678
営:11時~20時(LO30分前)、14時~17時はカフェタイム
休:水曜、第2・4木曜

「地元食材の魅力を伝えていきます」と吉田史さん(左)と美代子さん


おでかけスイーツ部
十勝のスイーツを求めて、Chai編集部が各店を訪問する連載企画です。
※写真/辰巳 勲。写真の無断転用は禁じます。