おでかけスイーツ部(32)「お菓子のまさおか」
町への思い込めた銘菓
<ピリカコタン>は、アイヌ語で「美しいむら」という意味。芽室町の発展を願って誕生した菓子は、中華まんじゅうで親しまれる老舗菓子店「まさおか」の会長・正岡宣征さんが生みの親だ。
全国持ち回りで開催される全国菓子大博覧会の舞台は1968年、札幌だった。初の道内開催とあって、宣征さんは出品する商品を試行錯誤。ブッセ生地にバタークリームをサンドした菓子を考案した。菓子名は「今後も素晴らしい町に」という思いと、北海道の基盤を築いたアイヌ民族への敬意も込めて決めたという。
赤ワイン、ラム酒、ブランデーの3種で漬け込んだレーズンをたっぷり混ぜたバタークリームは、レモン果汁を加えてさっぱりとした味わいに。洋酒が香る大人味だが、町の子どもにも人気。2月からはサイズを大きくしてレーズンの量を増やし、食べ応えが増した。
「地元に愛される菓子を作り続けます」と社長の正岡崇さん。胆振管内白老町を拠点にアイヌ民族が注目される今年、新たなファンが生まれそうだ。
<ピリカコタン>は、アイヌ語で「美しいむら」という意味。芽室町の発展を願って誕生した菓子は、中華まんじゅうで親しまれる老舗菓子店「まさおか」の会長・正岡宣征さんが生みの親だ。
全国持ち回りで開催される全国菓子大博覧会の舞台は1968年、札幌だった。初の道内開催とあって、宣征さんは出品する商品を試行錯誤。ブッセ生地にバタークリームをサンドした菓子を考案した。菓子名は「今後も素晴らしい町に」という思いと、北海道の基盤を築いたアイヌ民族への敬意も込めて決めたという。
赤ワイン、ラム酒、ブランデーの3種で漬け込んだレーズンをたっぷり混ぜたバタークリームは、レモン果汁を加えてさっぱりとした味わいに。洋酒が香る大人味だが、町の子どもにも人気。2月からはサイズを大きくしてレーズンの量を増やし、食べ応えが増した。
「地元に愛される菓子を作り続けます」と社長の正岡崇さん。胆振管内白老町を拠点にアイヌ民族が注目される今年、新たなファンが生まれそうだ。
<お菓子のまさおか>
芽室町東1条2丁目2
Tel:0155・62・2118
営:9時~19時(日曜~18時)
休:なし(元日は休み)
◆おでかけスイーツ部
十勝のスイーツを求めて、Chai編集部が各店を訪問する連載企画です。
※フリーマガジン「Chai」2020年5月号より。
※写真/辰巳 勲。写真の無断転用は禁じます。