2024年4月号

特集/ときめきのプリン&愛しのシュークリーム

おでかけスイーツ部(30)「創作どら焼き 華どら秀月」

左から求肥(ぎゅうひ)にホイップクリームと自家製つぶあんをたっぷり包んだ〈生大福〉、〈ストロベリー〉、チョコレートケーキのような〈生チョコバナナ〉各190円。生大福は一番人気

洋菓子のようなどら焼き
 店名のごとく華やかなどら焼きは、老舗菓子店「柏林台秀月」を営んでいた代表取締役・高木克安さんが考案したもの。創業33 年目の2007年、自身の高齢化などからいったん店を閉め、できる範囲でとどら焼きの専門店を始めた。

 十勝産小豆のあんを使った定番はもちろん、洋菓子づくりの技術を生かしたのが、フルーツやクリームを使ったバリエーションだ。ショートケーキをイメージしてイチゴとホイップクリームを挟んだ〈ストロベリー〉や、〈モンブラン〉〈ティラミス〉といた洋菓子さながらのものも。卵や砂糖など、十勝・北海道産にこだわって焼き上げたやさしい甘さの皮と一緒にほお張ると、ケーキよりさっぱり味わえるのがうれしい。

 18種類あり、「また食べたくなる懐かしい味を目指しています」とさらなる新商品に向けて意欲を見せる取締役の追田靖さんと、高木さんの娘で靖さんの妻・沙織さん。ショーケース内を目移りする時間も楽しく、何度でも訪れたくなる。

店内で作るどら焼きは、焼き加減の見極めに気を遣う。春には桜を使った商品も登場するのでお楽しみに




<創作どら焼き 華どら秀月>
帯広市東6条南5丁目18-1 Tel:0155・20・7711
営:10時~19時 ※完売になり次第閉店 休:日曜、祝日

「手土産としてぜひ!」と追田靖さんと沙織さん



おでかけスイーツ部
十勝のスイーツを求めて、Chai編集部が各店を訪問する連載企画です。

※フリーマガジン「Chai」2020年3月号より。
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