2024年4月号

特集/ときめきのプリン&愛しのシュークリーム

おでかけスイーツ部(40)「粉ユキ菓子創作室」

〈おひとりおやつセット〉700円。奥左から〈サブレ〉のショコラ、抹茶、ミルクティー、ココナッツ、手前左から〈いちごホロン〉〈シナはちみつとバターのクッキー〉〈ほうじ茶ぼうる〉。HIMLEN 07store.(芽室町北明西9線17-16)で毎月第3金・土曜に扱う。10種類セットもあり、不定期の予約販売でナルセ養蜂場受け渡し

心と体が喜ぶおやつセット
 〈おひとりおやつセット〉という“ご褒美スイーツ”感いっぱいのネーミングだけで、心が躍る。箱には、粉ユキ菓子創作室を主宰する石崎幸恵さんのこだわりが詰まる。

 お小遣いで菓子づくりの本を買うような幼少期は、独自のクッキーなどを考えて振る舞うのが楽しかった。一度は違う仕事に就いたが菓子への思いは膨らみ、帯広調理師専門学校に入学。その後、製菓専門学校やカフェで学びを深め、自宅で菓子教室を主宰。5年前には工房を立ち上げ、十勝のイベント出展を軸に活動する。

 「心と体に優しい」をコンセプトにした菓子に使う素材は、無添加で北海道・十勝産。口に含むと優しい気持ちになるこのおやつセットは、芽室の協力店で月に2日間販売し、人気のサブレやナルセ養蜂場(幕別)のはちみつを使ったクッキーなど7種を集めた。都度内容が変わり、開けるまでのワクワク感がまたいい。「家で過ごすことが多い毎日。ゆったりとしたお茶のお供にどうぞ」と石崎さん。菓子との出合いに感謝し、とびきりのティータイムを過ごそう。

素材への思いなどを記した紙を添えた菓子箱

工房のある自宅のキッチンには、使い込んだ調理道具が品よく並ぶ

イベント出展時はこの黒板を探して





<粉ユキ菓子創作室>
Tel:080・9615・4105
販売や出展情報はInstagram(@konayukikashi)で確認

心がキラキラするような菓子を作ります。


おでかけスイーツ部
十勝のスイーツを求めて、Chai編集部が各店を訪問する連載企画です。

※フリーマガジン「Chai」2021年1月号より。
※撮影/辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。