はじめよう朝活(2)「私たち朝活応援団~マテナ珈琲代表・曽根史子さん」
早朝から始まる自分だけの時間を活用し、充実の毎日を送る2人。それぞれが日々実感する「朝活のメリット」をお教えします。
朝の習慣で高まる幸福感
マテナ珈琲(帯広)や珈琲専科ヨシダ(帯広)の代表、庭師、そして家に帰れば1児の母。目まぐるしく過ぎる毎日の中、朝の時間の使い方が曽根さんの生活をガラリと変えた。
朝活を始めたのは2014年、息子が2歳の時。育児と自分の時間とのバランスに悩んでいた時「子どもが起きる前なら唯一自分に時間を使えるかも」と思ったのがきっかけだ。朝4時に起き、造園図面の作成や勉強、読書に時間をあてるように。「朝は記憶の定着がよく、学びを生活の中で実践できる。脳が疲れる前だから決断もしやすい」と朝活の手ごたえを感じた。約3年前からは朝学習を終えた4時40分頃から、家族で行う犬の散歩も日課になった。「朝の散歩は必ずすれ違う人が『おはようございます』とあいさつしてくれる。そんな時間が心地よくて、元気をもらえます」とにっこり。
以前は小さなことで落ち込み「朝起きたくない」という日も多かったという曽根さん。「毎日起きるのが楽しみで、気持ちも体調も安定しています。120歳まで生きたい!」と澄んだ瞳の輝きと晴れやかな表情には、日常の確かな充足感が表れている。
<マテナ珈琲代表 曽根史子さん>
Profile
帯広市出身。札幌の短期大学を卒業後、バーテンダー、ダンス講師、ブライダル、フィットネス、建設業などさまざまな職種を経験。「マテナ珈琲代表」「庭やたにぞえ庭師」「珈琲専科ヨシダ社長」など多彩な経歴を持つ。
撮影協力/マテナ珈琲
帯広市西13条南8丁目1 帯広競馬場とかちむらキッチン
Tel:070・1326・8190
営:10時~18時
休:水曜
こうやって過ごしています!曽根さんの朝に密着
◆ファッション
その日に会う人や予定によって毎朝コーディネートを組み、インスタグラムで発信。過去の投稿を見返しながら、心情の変化などを振り返る
Instagram:@fumi_4inthemorning
◆読書
朝の読書風景。夜よりも時間が限られるため、より集中力が高まる。起床後は冷たいレモン水と50度程度の塩湯を飲んで体を整えている
◆朝食
朝食は、豆やゴマなど体に良い食材の頭文字をとった「まごわやさしい」を取り入れる。腸活を始めて約2年半、「体調や感情のコントロールがしやすくなった」と効果を実感
◆散歩
毎朝40~50分ほどかけ、市内の公園や河川敷をまわる。月末の朝散歩は必ず神社にお参りに行き、その月のよかった出来事だけを報告。「神社にはお願いごとをしに行くのではなく、感謝を伝えに行きます」と曽根さん
アフロと朝の会
「朝活文化を広めたい」と2021年から月に1回不定期で開催。ヨガ講師の小林麻紀子さんや角畠あさみさんを迎え、隣接するばんえい競馬場の朝の調教風景を眺めながらヨガ体験ができる。活動後はマテナ珈琲で朝食セットをいただける。朝9時前にはすべての活動が終わるため、一日時間に余裕をもって過ごせるとリピーターも多い。
■7月26日(土)7時~
講師:角畠あさみさん
■8月23日(土)7時~
講師:小林麻紀子さん
申し込みはマテナ珈琲に電話または「アフロと朝の会」のインスタグラム(@asanokai.with.afro)DMにメッセージ
※フリーマガジン「Chai」2025年6月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。
はじめよう朝活
2025年もそろそろ折り返し。やりたいことを実現するために、朝の時間を活用してみませんか? すぐに実践できる朝活のアイデアが満載です。