十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2025年2月号

特集/笑顔になる台所

【健康】口や舌が勝手に動く「遅発性ジスキネジア」

 統合失調症などの治療に使われる抗精神病薬。長期にわたる使用の副作用の一つとして、口や顎、舌、手足や体幹などが勝手に動いてしまう遅発性ジスキネジアがある。慶応大学病院(東京都新宿区)精神・神経科の竹内啓善准教授に聞いた。

▽高齢、女性でリスク
 遅発性ジスキネジアの特徴は、患者本人の意思とは無関係に顔や体が動いてしまう不随意運動だ。比較的ゆっくりと不規則に