十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年8月号

特集/十勝で涼む

アイスマン福留さんが注目!!十勝の愛す(3)「アイスを食べる時のおいしい温度」

今年も全国で開催される「あいぱく(R)」で忙しく飛び回るアイスマン福留さん

 年間1000個以上のアイス、ソフトクリームを食べ、メディアにも多数出演しているアイスマン福留さんの連載第3回!いつものアイスがよりおいしく感じる情報をお届け!

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 アイスクリームは冷凍庫から取り出して5分から10分ほど常温になじませると、食べ頃になります。この時間をおくことで、アイスが持つ本来のおいしさを楽しめるのです。市販のアイスは工場で急速冷凍されてからお店に納品されますが、家庭用冷凍庫の温度は通常マイナス18℃に設定されています。

 一方、コンビニの冷凍ケースはさらに低く、マイナス23~27℃が一般的です。重要なのは、これらはあくまで“保管するための温度”であり、“食べる温度”とは異なることです。冷凍食品を電子レンジで温めるのと同じように、アイスも少し時間を置き、なめらかな状態で食べるのが理想です。

 人の舌は温度が低過ぎると甘みや味を感じにくくなるため、冷凍庫から出したばかりの状態で食べると、味が分かりにくくなります。逆に、甘いものが苦手な人は温度が低いカチカチの状態で食べる方が好みに合うかもしれませんね。ちなみに、ソフトクリームの温度はマイナス5~7℃で提供されます。これは出来立てのアイスの温度であり、最もおいしく感じられる温度帯と言えるでしょう。


※フリーマガジン「Chai」2024年8月号より。
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