本日、肉気分(4)「鶏肉も食べたい。~S/uno(エスウーノ)、鳥ふじ」
新得町 S/uno(エスウーノ)
イタリアンが作り出す本格地鶏料理
「地元でもっと新得地鶏を味わってほしい」と新得地鶏を生産する十勝・新得地鶏本舗直営のイタリアンレストラン。地鶏メニューの中でも一番食べ応えがある〈新得地鶏モモ肉のロースト〉は表面にこんがり焼き目を入れてから、オーブンでじっくり焼き上げる。しっかりとした弾力があり、噛むほどにジューシーさと肉のうま味を感じられる。
マネージャーの松浦さんはパティシエとしての経歴を持ち、日替わりデザートも充実。生チョコのような濃厚さの〈ガトーショコラ〉450円を食後のデザートにいただいて。女子会、記念日、家族など、あらゆるシーンで大活躍してくれそうだ。
<新得地鶏>
28日齢以降の地鶏を1㎡につき3羽以内で平飼いし、ストレスをかけず健康に育てる。ムネ肉はしっとり、モモ肉は赤みが強く黄色い脂が特徴。焼くと脂にクセがなくなり、歯ごたえがある。
新得町1条南1-5
Tel:0156・67・7566
営:11時~14時、17時~21時(各LO30分前)
休:月・火曜
中札内 やきとり 焼肉 鳥ふじ
新鮮な若鶏を、定番の焼き鳥で
中札内の名店「鳥ふじ」。創業41年を超え、焼き鳥店として村内では最も歴史が深い。創業時から地域が誇る「中札内若どり」を使っている。
鮮度抜群の鶏肉を炭火で香ばしく焼き上げた串は、塩はもちろんタレも人気。継ぎ足して作られるタレは、コクと甘じょっぱさが絶妙だ。定番の〈精肉〉は必食。「40年前は公共事業が盛んな時代」と店主の藤田英智子さんは振り返り、当時から3世代で通う常連も。メニューが増えても一本の串に込める手間暇は変わらない。カウンター、小上がり、ほか42人入る座敷も備えた、味のある店内でぜひ一串(と一杯)。
<中札内若どり>
ヨモギや海藻などを加えた消臭効果の高い飼料で育て、一般的な鶏肉に比べ鶏肉独特の臭みがない。コクがあり、やわらかな肉質。
中札内村大通南4丁目50
Tel:0155・68・3833
営:17時~23時
休:日曜、祝日
※フリーマガジン「Chai」2023年5月号より。
※撮影/辻博希、辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。
本日 肉気分
肉を食べたい―。十勝には、そんな強い気持ちを叶えるうまい肉が勢ぞろい。初夏を感じ始めた心地よいシーズンに、肉を目指してドライブするのもまた一興。フードバレー十勝が誇る、肉料理の数々をご賞味あれ!