本日、肉気分(1)「牛肉が食べたい。~よねくら、tobachi(トバチ)」
池田町 レストランよねくら
正統派のごちそう!老舗のサーロインステーキ
JR池田駅すぐ前の駅弁屋として長い歴史を持つ、列車待ちの観光客も多く訪れる名店だ。こちらでいただけるのは、ブランド牛として名高い「いけだ牛」のサーロインステーキ。ごちそうといえば誰もが思い浮かべる正統派の雰囲気がある。
鉄板に載る200gの肉はレモンとバターでおめかしし、付け合わせの野菜も色鮮やか。町特産であるワインの副産物を飼料に育った牛の肉は、赤身の味が濃いうえ脂もうまい。程よくサシが入った肉をミディアムレアで頬張れば、軟らかくとろける肉質に驚く。特製デミグラスソースをつけると違った味わいに。
<いけだ牛>
池田町内で生産・飼育された「あか牛」。ワインの製造過程での副産物を飼料に加えて育てる。程よい霜降りだが余分な脂肪が少なく、風味が豊か。
池田町大通1丁目27
Tel:015・572・2032
営:9時~17時(LO1時間前)
休:木曜
上士幌町 HAMBURG&STEAK tobachi(トバチ)
あふれ出る肉汁に胸が高鳴る
人里離れた場所にポツンとたたずむ同店は、町内外の子どもからお年寄りまで幅広い層が訪れるほどの人気ぶり。看板メニューの〈tobachiハンバーグ〉は、十勝ナイタイ和牛をベースにし、十勝産牛肉の赤身を独自にブレンド。表面に焼き色を付けてから、フタをして蒸らし、中までじっくり火を通す。余熱で丸々と厚みが増したハンバーグをナイフで割った時の、あふれんばかりの肉汁がたまらない。
肉をもっと欲張りたい時は〈ハンバーグ&サガリカットステーキ〉2,200円をぜひ。このボリュームと満足感に、店を出る頃にはきっと「また来よう」と決心する。
<十勝ナイタイ和牛>
十勝産の黒毛和牛かつ上士幌町で肥育されている和牛。その中でもA5、A4ランクの肉のみ。霜降り和牛でありながらくどさはなく、さっぱりとした口溶けと上品な味わいが特徴。
上士幌町居辺東15線229-1
Tel:01564・2・5183
営:11時~17時(LO30分前)
休:火曜、第1・3月曜
※フリーマガジン「Chai」2023年5月号より。
※撮影/辰巳勲、辻博希。写真の無断転用は禁じます。
本日 肉気分
肉を食べたい―。十勝には、そんな強い気持ちを叶えるうまい肉が勢ぞろい。初夏を感じ始めた心地よいシーズンに、肉を目指してドライブするのもまた一興。フードバレー十勝が誇る、肉料理の数々をご賞味あれ!