いいものfromトカチ(44)「cocoryneの『リネンの巾着バッグ』」
肩掛けのスマホケースやエプロンとしても使えるワンピースなど「生活の中であったらいいな」という思いを形にしてくれるのはココリネの中村あつみさん。「手作りのもので暮らしたい」と普段着る洋服も自分で作ってしまうほど、日々の制作を楽しんでいます。
使う素材はリネンとコットンリネン。長く使える自然な素材は何かと模索する中で、古着店で勤務をしながら生地の材質などを学んだ経験が生きました。リネンは吸水性や通気性に優れており、清潔感を保ちます。使うほどに生地が柔らかくなり、肌にも自然となじむように。そんな素材で作る〈リネンの巾着バッグ〉は洋服を制作する際に出る端切れを組み合わせた一点もの。持ちやすいようにと持ち手には芯を入れ、丈夫なつくりにします。ものを入れるとバッグが自立するなどこだわりが詰まっています。
中村さんのもの作りは、日常に感じる少しの違和感も見逃しません。タグをなくした洋服、金具を一切使わないバッグなど細部まで使い手に寄り添ってくれます。
自分自身で使いながら改良し、理想のかたちへ。温もり溢れる作品たちは私たちの生活をより豊かなものにしてくれそうです。
<中村あつみさん>
音更町出身。札幌の専門学校で洋服制作を学んだ後、帯広の古着店に勤める。その後「布の花コサージュ」作りなどのワークショップを始める。2021年頃に本格的に活動を開始し、リネンを使った洋服やバッグ、エプロンなど暮らしに寄り添った日用品を手掛けている。
使う素材はリネンとコットンリネン。長く使える自然な素材は何かと模索する中で、古着店で勤務をしながら生地の材質などを学んだ経験が生きました。リネンは吸水性や通気性に優れており、清潔感を保ちます。使うほどに生地が柔らかくなり、肌にも自然となじむように。そんな素材で作る〈リネンの巾着バッグ〉は洋服を制作する際に出る端切れを組み合わせた一点もの。持ちやすいようにと持ち手には芯を入れ、丈夫なつくりにします。ものを入れるとバッグが自立するなどこだわりが詰まっています。
中村さんのもの作りは、日常に感じる少しの違和感も見逃しません。タグをなくした洋服、金具を一切使わないバッグなど細部まで使い手に寄り添ってくれます。
自分自身で使いながら改良し、理想のかたちへ。温もり溢れる作品たちは私たちの生活をより豊かなものにしてくれそうです。
<中村あつみさん>
音更町出身。札幌の専門学校で洋服制作を学んだ後、帯広の古着店に勤める。その後「布の花コサージュ」作りなどのワークショップを始める。2021年頃に本格的に活動を開始し、リネンを使った洋服やバッグ、エプロンなど暮らしに寄り添った日用品を手掛けている。
問い合わせやオーダーはインスタグラム(cocoryne.arie)のDMにて。管内のイベントを中心に出店する
◆いいものfromトカチ
Made in 十勝の良質な雑貨を紹介するChaiの連載です。
※フリーマガジン「Chai」2023年5月号より。
※撮影/辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。
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