2024年4月号

特集/ときめきのプリン&愛しのシュークリーム

【健康】画像検査の併用で認知症診断率向上か

 認知症診断で、細胞の活動状況を画像で捉える陽電子放射断層撮影(PET)により、脳内の「アミロイドβ」と「タウタンパク質」の蓄積状況を確認することで診断率が向上する可能性が示されたと、慶応大の研究グループが発表した。

 認知症の約半分を占めるアルツハイマー病は、原因物質であるアミロイドβとタウタンパク質が脳に蓄積し、神経細胞が死ぬことで発症するとされる。認知症診断は、神経心理検査や脳の萎縮度