いいものfromトカチ(42)「Urarkanto(ウラルカント)の『財布』」
使いこむほど豊かな表情を見せる革製品。使っていくうちに触り心地も柔らかくなり、自然と手になじみます。
かばんやキーケースなど暮らしに寄り添う革の小物を手がけるのはウラルカントの服部美咲さん。日々の制作は革を切る、磨く、縫うを繰り返す根気のいる作業ですが、手間を惜しまずに一針ずつ手作業で制作をします。財布は向きが異なる2つのパターンを用意し、利き手に合わせた作品を作るなど、使い手のことを考えた丁寧な仕事ぶりがうかがえます。
素材はできるだけ環境に配慮したものにこだわり、自然素材のタンニンでなめしたイタリア製の牛革を使用。表面に蜜蝋(みつろう)を引くことで耐久性をあげた麻糸を使い、手縫いで仕上げます。「手縫いならではの温かみを感じて頂ければうれしい限りです」とニッコリ。
作品はすべて手作りの巾着に入れてお客様の元へ。「巾着なら日常的にも使えると思って」と細やかな配慮に服部さんの優しさがにじみ出ます。
一緒に過ごす時間が長いほど自分色に染まる革の小物。大切に使いながら、いつまでもその変化を楽しみたいものです。
<服部美咲さん>
大樹町出身。東京の美術大学を卒業した後、バッグメーカー、デザイン事務所などで働きながら独学で革製品の制作を学ぶ。兵庫で修業をしたのち、2019年に初めての個展を開く。2021年に地元・大樹にて工房を構える。
かばんやキーケースなど暮らしに寄り添う革の小物を手がけるのはウラルカントの服部美咲さん。日々の制作は革を切る、磨く、縫うを繰り返す根気のいる作業ですが、手間を惜しまずに一針ずつ手作業で制作をします。財布は向きが異なる2つのパターンを用意し、利き手に合わせた作品を作るなど、使い手のことを考えた丁寧な仕事ぶりがうかがえます。
素材はできるだけ環境に配慮したものにこだわり、自然素材のタンニンでなめしたイタリア製の牛革を使用。表面に蜜蝋(みつろう)を引くことで耐久性をあげた麻糸を使い、手縫いで仕上げます。「手縫いならではの温かみを感じて頂ければうれしい限りです」とニッコリ。
作品はすべて手作りの巾着に入れてお客様の元へ。「巾着なら日常的にも使えると思って」と細やかな配慮に服部さんの優しさがにじみ出ます。
一緒に過ごす時間が長いほど自分色に染まる革の小物。大切に使いながら、いつまでもその変化を楽しみたいものです。
<服部美咲さん>
大樹町出身。東京の美術大学を卒業した後、バッグメーカー、デザイン事務所などで働きながら独学で革製品の制作を学ぶ。兵庫で修業をしたのち、2019年に初めての個展を開く。2021年に地元・大樹にて工房を構える。
帯広のパストラル(帯広市西1条南4丁目14)、年に数回行う個展で購入可。ウラルカント(urarkanto)のインスタグラムへ問い合わせを
◆いいものfromトカチ
Made in 十勝の良質な雑貨を紹介するChaiの連載です。
※フリーマガジン「Chai」2023年3月号より。
※撮影/辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。
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