いいものfromトカチ(41)「あいこくぽぽぽ図工室の『メモスタンド』」
「家具の制作を中心に活動していた頃、大量に出る端材を見て何か作れないだろうかと思ったのがきっかけ」と話すのは、あいこくぽぽぽ図工室のさいとうきいこさん。端材を使ってマグネットやトレーなど日々の暮らしを豊かにする木工作品を手掛けています。
木工作品は、モチーフによって木材を加工す幅や厚さなどがミリ単位で決まっており、精密さが求められます。微妙なずれが大きく影響するため、組み合わせた時にピタリとはまるように、木の特徴をしっかり理解しながら丹精を込めて作業をしています。
「手ざわりに一番こだわっています」とさいとうさん。使い手のことを考えながら一面一面やすりをかけて面をとり、キレイなつやが出るようにオイルを2度塗りします。手間を惜しまない丁寧な作業で作り上げるツルっとした優しい手触りは、手作りのぬくもりを感じられます。「小さな作品でも、制作にかける手間暇は家具の制作とほとんど変わりません」と笑顔で話します。
端材が、小さな木工作品へと生まれ変わる―。さいとうさんの手によって美しく姿を変える木材の可能性は、とどまることを知りません。
<さいとうきいこさん>
帯広市出身。旭川の家具メーカーを退職後、2008年に家具制作を学ぶため3年間スウェーデンへ。帰国後2012年に故郷帯広にて「アトリエキイコ」として活動を始める。昨年3月から絵描きで大工の夫、斎藤ヒロトさんと「あいこくぽぽぽ図工室」として活動する。暮らしに寄りそう木の小物を中心に制作する。
木工作品は、モチーフによって木材を加工す幅や厚さなどがミリ単位で決まっており、精密さが求められます。微妙なずれが大きく影響するため、組み合わせた時にピタリとはまるように、木の特徴をしっかり理解しながら丹精を込めて作業をしています。
「手ざわりに一番こだわっています」とさいとうさん。使い手のことを考えながら一面一面やすりをかけて面をとり、キレイなつやが出るようにオイルを2度塗りします。手間を惜しまない丁寧な作業で作り上げるツルっとした優しい手触りは、手作りのぬくもりを感じられます。「小さな作品でも、制作にかける手間暇は家具の制作とほとんど変わりません」と笑顔で話します。
端材が、小さな木工作品へと生まれ変わる―。さいとうさんの手によって美しく姿を変える木材の可能性は、とどまることを知りません。
<さいとうきいこさん>
帯広市出身。旭川の家具メーカーを退職後、2008年に家具制作を学ぶため3年間スウェーデンへ。帰国後2012年に故郷帯広にて「アトリエキイコ」として活動を始める。昨年3月から絵描きで大工の夫、斎藤ヒロトさんと「あいこくぽぽぽ図工室」として活動する。暮らしに寄りそう木の小物を中心に制作する。
ホームページ、インスタグラム、creema、minneの販売
サイトにて購入可。詳しくは「あいこくぽぽぽ図工室」で検索
◆いいものfromトカチ
Made in 十勝の良質な雑貨を紹介するChaiの連載です。
※フリーマガジン「Chai」2023年2月号より。
※撮影/辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。
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