パン愛で、パンパン(3)「町の愛されパン屋さん~イタガキベーカリー」
◆イタガキベーカリー
独自製法が決め手の、毎日食べたいパン
令和元年にオープンし、昨年4月に現在の店舗に移転したイタガキベーカリー。歴史は浅くとも、開店前の行列から愛されっぷりがうかがえる。
そんな人気店の店長、板垣良輔さんはパティシエを目指して製菓製パンの専門学校に入学。卒業後にチェーン店のパン屋の店長として経験を積んだ後も、自分の主食として毎日パンを焼いていたという。同店で提供するパンは、理想のパンを目指して試行錯誤した「自分のためのパン」がベースだ。看板商品〈天使のおしりパン〉のもっちり食感の秘密も、生地から発生するガスを何度も抜くオリジナルの製法にある。
実は板垣店長、愛されるがゆえに行列ができることに心苦しさも感じている。「僕一人で焼いているため、限りがある。もっと大きなキッチンのある店舗ならと悩むが、僕は『大の札内主義』。もし移転したとしても札内にこだわる」と熱を込める。札内を愛する店は、地域を超えて多くの人に愛されるパンを焼き続ける。
独自製法が決め手の、毎日食べたいパン
令和元年にオープンし、昨年4月に現在の店舗に移転したイタガキベーカリー。歴史は浅くとも、開店前の行列から愛されっぷりがうかがえる。
そんな人気店の店長、板垣良輔さんはパティシエを目指して製菓製パンの専門学校に入学。卒業後にチェーン店のパン屋の店長として経験を積んだ後も、自分の主食として毎日パンを焼いていたという。同店で提供するパンは、理想のパンを目指して試行錯誤した「自分のためのパン」がベースだ。看板商品〈天使のおしりパン〉のもっちり食感の秘密も、生地から発生するガスを何度も抜くオリジナルの製法にある。
実は板垣店長、愛されるがゆえに行列ができることに心苦しさも感じている。「僕一人で焼いているため、限りがある。もっと大きなキッチンのある店舗ならと悩むが、僕は『大の札内主義』。もし移転したとしても札内にこだわる」と熱を込める。札内を愛する店は、地域を超えて多くの人に愛されるパンを焼き続ける。
(1)製造に3日間かかる日曜限定発売の〈クロワッサン〉200円は生地が36層
(2)クルミとレーズンをゴロゴロと入れたフランスパン〈ごりらのげんこつ〉200円(3)〈天使のおしりパン〉100円は毎日食べても飽きない
(4)新商品〈ふとっちょラッコのドタドタねがえりパン〉200円は柑橘(かんきつ)類のピール、クルミ、ホワイトチョコを合わせ、ラングドシャ生地を掛けて焼き上げた
(5)〈こわがり子ヤギのかくれんぼスコーン〉100円はぜひシリーズで
<イタガキベーカリー>
幕別町千住235-4
Tel:080・5725・3924
営:水・木・金曜10時~13時、土・日曜11時~14時 ※完売次第閉店
休:月・火曜
※フリーマガジン「Chai」2022年10月号より。
※撮影/辰巳 勲。写真の無断転用は禁じます。
パン愛でパンパン
十勝は小麦の一大生産地。パン生地のように膨らんだパン職人たちの思いをお届けします。素材や製法などを厳選するこだわりパン、おなじみの店やちょっと行きにくくて憧れの店もご紹介。焼きたてパンのように、ほっこり温かい特集です。