いいものfromトカチ(35)「しほろほのぼのホーム共同作業所の『しほろクマ印バッグ』」
バッグの中央には〝ゆるかわいい〞熊のイラスト。使い込まれたようなレトロな風合いも目を引きます。廃棄されていたでんぷんの袋をすてきなバッグにアレンジしたのは、就労継続支援B型事業・しほろほのぼのホーム共同作業所の皆さん。昨年5月に発売されるとSNSで評判が広がり、店頭へ並んだ途端に売り切れるほど人気を集めています。
ヒントは、旭川で販売されていた米袋のバッグから。士幌町農協の協力もあり、見た目にもインパクトがある「クマ印」の紙袋に白羽の矢が立ちました。汚れを取り除き、上部をカットし、折り目を付け、持ち手を縫い、表面に柿渋を塗る‥という一連の流れを5、6人で分担。手作業なので、出荷できる量はわずかです。「商品を通じ、障がいのある方の仕事を身近に感じてもらえれば」と、生活支援員の岩崎祥子さんは話します。
作る人も使う人も笑顔になり、環境にも優しい。今の時代のムードに合ったものづくりの姿勢にも、共感が集まっています。
<しほろほのぼのホーム共同作業所>
平成24年に開設。障がいや疾病により一般就労が難しい人へ、体調や体力に合わせて働くための場を提供する。施設や公園の清掃、小型家電の解体といった軽作業のほか、余暇活動を行う。
ヒントは、旭川で販売されていた米袋のバッグから。士幌町農協の協力もあり、見た目にもインパクトがある「クマ印」の紙袋に白羽の矢が立ちました。汚れを取り除き、上部をカットし、折り目を付け、持ち手を縫い、表面に柿渋を塗る‥という一連の流れを5、6人で分担。手作業なので、出荷できる量はわずかです。「商品を通じ、障がいのある方の仕事を身近に感じてもらえれば」と、生活支援員の岩崎祥子さんは話します。
作る人も使う人も笑顔になり、環境にも優しい。今の時代のムードに合ったものづくりの姿勢にも、共感が集まっています。
<しほろほのぼのホーム共同作業所>
平成24年に開設。障がいや疾病により一般就労が難しい人へ、体調や体力に合わせて働くための場を提供する。施設や公園の清掃、小型家電の解体といった軽作業のほか、余暇活動を行う。
士幌町士幌西2線171-75
Tel:01564・5・2688(入荷や取り置きの問い合わせは不可)
ピア21しほろ(士幌町士幌西2線147)で販売。作業所での販売は行っていないので注意を。入荷は不定期で予約は不可。こまめに店頭をチェックして。
◆いいものfromトカチ
Made in 十勝の良質な雑貨を紹介するChaiの連載です。
※フリーマガジン「Chai」2022年8月号より。
※撮影/辰巳 勲。写真の無断転用は禁じます。
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