勝毎電子版ジャーナル

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「手間かかるから楽しい」 フィルムカメラ愛好家が集う修理店

柳田 輝

十勝毎日新聞社 編集局 コンテンツグループ


 足を踏み入れた瞬間、1970年代にタイムスリップしたかのような感覚を覚えた。目の前には、銀縁と黒のグリップが特徴的なレトロなカメラの数々。ガラスケースから取り出して手に持つとずっしりと重く、金属のひんやりとした冷たさが伝わる。「うちにはフィルムカメラしかないんだよ」と話すのはフィルムカメラ販売・修理を手がける道東カメラサービスの佐藤靖仁さん(60)。なぜ今フィルムカメラなのか。
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