いいものfromトカチ(32)「前島商店の『アニマルパズル』」
手触りの良いウオールナットのフレームに、エゾシカやヒグマなど北海道ゆかりの動物たちがぎっしりと―。新得町の前島商店・前島拓也さんが作る木のパズルは、緻密なのにどこか肩の力が抜けていて愛きょうたっぷり。インテリアのアクセントにしても存在感を放ちます。
前島さんがこのパズルを思い付いたのは約10年前、旭川市で子ども向けの木工教室に携わっていた頃。「楽しく作れるように」と生み出した工作が、原案になりました。作品のこだわりは〝遊び心地〞。木の角が丸くなるまで丁寧にヤスリをかけ、万が一なめても害が無いように、塗料は天然の素材を使用しています。「どんどん触って楽しんでほしい」と、前島さんはにっこり。
木材を余すところなく使うのも前島さんのモットー。大きな木板は家具、端材はカトラリー、最後は燃料へ…と、自然に寄り添う物づくりを目指しています。私たちが作品を大切に使うこともまた、大きな循環の一部なのです。
<前島拓也さん>
熊本県出身。大学卒業後、東海大学旭川校の研究生として、家具のデザインや制作を学ぶ。その後旭川市科学館「サイパル」で木工担当に携わり、「国際家具コンペティションIFDA2014」でブロンズリーフ賞受賞。2016年に妻・野原さんの実家である新得町で工房を構える。
前島さんがこのパズルを思い付いたのは約10年前、旭川市で子ども向けの木工教室に携わっていた頃。「楽しく作れるように」と生み出した工作が、原案になりました。作品のこだわりは〝遊び心地〞。木の角が丸くなるまで丁寧にヤスリをかけ、万が一なめても害が無いように、塗料は天然の素材を使用しています。「どんどん触って楽しんでほしい」と、前島さんはにっこり。
木材を余すところなく使うのも前島さんのモットー。大きな木板は家具、端材はカトラリー、最後は燃料へ…と、自然に寄り添う物づくりを目指しています。私たちが作品を大切に使うこともまた、大きな循環の一部なのです。
<前島拓也さん>
熊本県出身。大学卒業後、東海大学旭川校の研究生として、家具のデザインや制作を学ぶ。その後旭川市科学館「サイパル」で木工担当に携わり、「国際家具コンペティションIFDA2014」でブロンズリーフ賞受賞。2016年に妻・野原さんの実家である新得町で工房を構える。
販売サイト(0001.handcrafted.jp)から購入可。ヨークシャーファーム、共働学舎(共に新得)では、前島商店のカトラリー類を取り扱う
◆いいものfromトカチ
Made in 十勝の良質な雑貨を紹介するChaiの連載です。
※フリーマガジン「Chai」2022年5月号より。
※撮影/辰巳 勲。写真の無断転用は禁じます。
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