いいものｆｒｏｍトカチ（３０）「Ｌａｍｂｅｎｔの『鍋つかみ』」

　江崎千春さんがデザインするテキスタイルを用いた布から生まれた生活雑貨ブランド「Ｌａｍｂｅｎｔ（ランベント）」。定番商品の〈鍋つかみ〉１７６０円は家の形でかわいらしく、煙突がキッチンに吊るすためのリボンとなり、おしゃれさと利便性が両立しています。柄が豊富な「ｎｅｉｇｈｂｏｒ」も姉妹品として展開。新築祝いなどにもぴったりですね。

　テキスタイルは、江崎さんが自然や人々から着想し、自らシルクスクリーンでプリント。ハンドメイドならではの風合いや、柔らかくあたたかな印象の柄が特徴です。また、使う人がリラックスし明るい気持ちになる作品を心掛けているそう。「〝布〞という素材は身近でありながら、アートとしても成り立つことが魅力」と語ります。現在、管内の野菜から抽出した〝十勝の色〞を染料にした新たなシリーズに挑戦中です。

＜江崎千春さん＞
白糠町出身。昨年１０月に拠点を札幌市から幕別町に移し、自宅兼アトリエを構える。英国でテキスタイルデザインを学び、帰国後に東京にある染工場で染色を学ぶ。３月に幕別町百年記念ホールでプチ講座を予定している。

幕別町のクラフト専門店「ａｍｉｎａ＋」ほか、ワークショップや個展で購入可。公式ホームページでは、不定期でオンライン販売を実施する。

◆いいものｆｒｏｍトカチ
Ｍａｄｅ　ｉｎ　十勝の良質な雑貨を紹介するＣｈａｉの連載です。

※フリーマガジン「Ｃｈａｉ」２０２２年３月号より。