いいものfromトカチ(21)「十勝の木のうつわの『マグカップ』」
幕別町内の学校を工房に、木の器を作り続ける佐々木要さん。一点一点、丁寧なものづくりの姿勢から生まれた作品は、どれも優しい風合いです。
材料は北海道の厳しい自然で育ったナラやニレなどの広葉樹。人気のマグカップは、スープを入れるのにもぴったりな大きな飲み口と、軽くて丈夫な作りが特徴。1枚板からくり抜き、薄いところで厚さ3ミリという精巧を極めた作品です。
乾燥具合など、加工に適した状態がわかるのは長年製材所に勤めた経験の賜(たまもの)。「年輪の中に潜んでいる木の細胞が動く」と語る佐々木さんからは、自然の造形に魅せられて始めたこの仕事を楽しんでいることが伝わります。
使えば使うほど味わいが出てくる木の器。若葉が青々と生い茂る初夏に、外でゆったりコーヒーを飲んでみるのも。木のぬくもりを感じられるマグカップが、ささやかな幸せの一杯を届けてくれます。
<佐々木要さん>
幕別町出身。中札内村で稼働していた製材所に勤務中から器づくりを始める。2002年に幕別町の旧中里小学校を工房とし、現在は息子の允さんと共に制作に勤しむ。
材料は北海道の厳しい自然で育ったナラやニレなどの広葉樹。人気のマグカップは、スープを入れるのにもぴったりな大きな飲み口と、軽くて丈夫な作りが特徴。1枚板からくり抜き、薄いところで厚さ3ミリという精巧を極めた作品です。
乾燥具合など、加工に適した状態がわかるのは長年製材所に勤めた経験の賜(たまもの)。「年輪の中に潜んでいる木の細胞が動く」と語る佐々木さんからは、自然の造形に魅せられて始めたこの仕事を楽しんでいることが伝わります。
使えば使うほど味わいが出てくる木の器。若葉が青々と生い茂る初夏に、外でゆったりコーヒーを飲んでみるのも。木のぬくもりを感じられるマグカップが、ささやかな幸せの一杯を届けてくれます。
<佐々木要さん>
幕別町出身。中札内村で稼働していた製材所に勤務中から器づくりを始める。2002年に幕別町の旧中里小学校を工房とし、現在は息子の允さんと共に制作に勤しむ。
直営店「cafe & gallery nanakamado」(幕別町札内春日町297-24)や、オンラインショップ(https://tokatinoki.handcrafted.jp/)、北海道ホテル内のエブリシング・ノースなどで販売している
◆いいものfromトカチ
Made in 十勝の良質な雑貨を紹介するChaiの連載です。
※フリーマガジン「Chai」2021年6月号より。
※撮影/辰巳 勲。写真の無断転用は禁じます。
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