いいものfromトカチ(27)「ふしぎのくにのものづくり工房の『北の森フェルト どうぶつポーチ』」
ふしぎのくにのものづくり工房・あきやまさとこさんの作品のモチーフは、エゾリスやタヌキなど、私たちの身近に暮らす動物たち。フェルトの柔らかな感触を手にして目を閉じると、動物たちが元気に遊び回る姿が浮かんできます。
あきやまさんが奥深いフェルトの世界に踏み込んだきっかけは、高校の修学旅行で訪れた奈良の「正倉院展」。中国で作られた羊のじゅうたん・毛氈(もうせん)に衝撃を受け、ものづくりの道へ。雑誌や本で情報を集めて実践し、独自の技法を確立していきました。
基本的なフェルトの作り方は、羊毛を縦、横と交互に重ね、せっけん水で繊維を絡めるという方法。素材や色の組み合わせによって、多彩な風合いが生まれます。「積み重ねた技術と十勝の暮らしを、作品へ生かせれば」とあきやまさん。
動物のポーチは、リアル過ぎず甘過ぎない〝ちょうど良いかわいさ〞が魅力。かばんにそっと忍ばせて、冬の森へ出かけてみませんか。
<あきやまさとこさん>
美唄市出身。学生時代を札幌市で過ごす。高校卒業後は西陣織物を手掛ける京都の会社で、帯の染色や羊毛素材の研究に携わる。結婚、出産を経て帯広に移住。フェルトの作品を作り続け、2009年に自宅兼アトリエを開設した。
あきやまさんが奥深いフェルトの世界に踏み込んだきっかけは、高校の修学旅行で訪れた奈良の「正倉院展」。中国で作られた羊のじゅうたん・毛氈(もうせん)に衝撃を受け、ものづくりの道へ。雑誌や本で情報を集めて実践し、独自の技法を確立していきました。
基本的なフェルトの作り方は、羊毛を縦、横と交互に重ね、せっけん水で繊維を絡めるという方法。素材や色の組み合わせによって、多彩な風合いが生まれます。「積み重ねた技術と十勝の暮らしを、作品へ生かせれば」とあきやまさん。
動物のポーチは、リアル過ぎず甘過ぎない〝ちょうど良いかわいさ〞が魅力。かばんにそっと忍ばせて、冬の森へ出かけてみませんか。
<あきやまさとこさん>
美唄市出身。学生時代を札幌市で過ごす。高校卒業後は西陣織物を手掛ける京都の会社で、帯の染色や羊毛素材の研究に携わる。結婚、出産を経て帯広に移住。フェルトの作品を作り続け、2009年に自宅兼アトリエを開設した。
同工房のホームページから購入可。Instagram、Facebookで、問い合わせやオーダーの相談も受け付ける。
◆いいものfromトカチ
Made in 十勝の良質な雑貨を紹介するChaiの連載です。
※フリーマガジン「Chai」2021年12月号より。
※撮影/辰巳 勲。写真の無断転用は禁じます。
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