まちの食堂(22)「社食気分を味わおう」
※新型コロナウイルスの感染防止のため、食事前の手指の消毒やソーシャルディスタンスを守っていただきますよう、お願いいたします。
◆帯広市役所 スカイレストラン
帯広市役所に訪れたら、用事を済ませた後に小さな楽しみがあることをお忘れなく。11階にあるレストランは、十勝平野を一望できる街中のオアシス。できる限り地場の食材を使用したこだわりのメニューを、手頃な値段で味わえる。
肉や魚をメインとした定食が定番で人気だが、帯広名物の〈中華ちらし〉や油そばをアレンジした〈汁なしラーメン〉といった、工夫を凝らしたメニューも楽しめる。
この場所は市役所職員の食堂としてだけでなく“、市民食堂”としての役割もある。「上階なので見過ごしがちかも知れませんが、気軽に訪れて」と、料理長の大林恵司さん。市役所内にこんなすてきな場所があると知れば、自分の住む町がちょっぴり誇らしく感じられるはず。
<帯広市役所 スカイレストラン>
帯広市西5条南7丁目1 帯広市役所11F
Tel:0155・65・4197
営:11時30分~18時30分
休:土・日曜、祝日
◆帯広第2地方合同庁舎食堂
帯広第2地方合同庁舎内にある食堂は、知る人ぞ知る穴場。社食ならではのリーズナブルな価格で、おなかいっぱい味わえる。可能な限り十勝産の食材を使用した手作りのメニューは、単身赴任中の職員たちにも大好評なのだという。
なお隣接する売店では、事前の予約でテークアウト用の弁当も受け付けている。ほとんどの弁当は、無料で大盛りにできるのもうれしい限り。至れり尽くせりのサービスで、働く人の胃袋をサポートしてくれる。
<帯広第2地方合同庁舎食堂>
帯広市西5条南8丁目1 1F
Tel:なし
営:11時30分~14時(食堂)、8時~18時(売店)
休:土・日曜、祝日
※フリーマガジン「Chai」2020年10月号より。
写真/辻博希
※写真の無断転用は禁じます。
まちの食堂
おふくろの味を求めて、変わらぬ笑顔で迎えてくれる店主に会いに―。食堂に行くと、何気ない幸せがあふれていて、なぜかホッとする。今回は、老舗から庁舎内の食堂まで、まちの食堂を一挙ご紹介。食欲の秋は、食堂巡りでお腹も心も満たされて。