まちの食堂(3)「個性派食堂をゆく(3)~帯広地方卸売市場 食堂ふじ膳」
朝ごはんを楽しむなら
帯広では数少ない、朝から利用できる食事処がここ。帯広地方卸売市場の敷地内、食品関連総合センター2階にあり、市場直営ならではの新鮮な素材を使ったメニューを味わえる。
帯広では数少ない、朝から利用できる食事処がここ。帯広地方卸売市場の敷地内、食品関連総合センター2階にあり、市場直営ならではの新鮮な素材を使ったメニューを味わえる。
週末は早々に完売する限定20食の〈寿司の朝定食〉600円や海鮮丼の他、豚丼、ジンギスカンといった定食も充実。8月中旬からは、手頃な価格の握り〈握り朝定食〉1000円も仲間入りした。
食事後は1階にも足を運んでみよう。対面販売をしている2軒の鮮魚コーナーは、スタッフとの魚談議も醍醐味。取れたて野菜や十勝の特産品が広々とした空間に並び、〝食の台所〞を感じつつ買い物ができる。
観光客向けのイメージがある市場だが、ふじ膳を含むセンターは、「地元のものを地元で消費する」のを狙いに、2008年に作られた。十勝の魅力を見つけに、まずは早起きしよう。
<帯広地方卸売市場 食堂ふじ膳>
帯広市西21条北1丁目5-1(帯広地方卸売市場、関連センター2階)
Tel:0155・37・2500
営:6時30分~9時(LO10分前)、10時~14時(LO30分前)
休:日曜・祝日、水曜不定
※フリーマガジン「Chai」2020年10月号より。
写真/辻 博希
※写真の無断転用は禁じます。
まちの食堂
おふくろの味を求めて、変わらぬ笑顔で迎えてくれる店主に会いに―。食堂に行くと、何気ない幸せがあふれていて、なぜかホッとする。今回は、老舗から庁舎内の食堂まで、まちの食堂を一挙ご紹介。食欲の秋は、食堂巡りでお腹も心も満たされて。