まちの食堂(4)「個性派食堂をゆく(4)~とんかつ専門店 我逢亭」
圧倒的な肉厚にひれ伏す!
1979(昭和54)年の開店以来、十勝の大食漢に支持されが、とんかつ専門店の我逢亭。一時休業したものの2012年に復活し、今年の6月から2代目の沼田元貴さんが店を受け継いだ。
1979(昭和54)年の開店以来、十勝の大食漢に支持されが、とんかつ専門店の我逢亭。一時休業したものの2012年に復活し、今年の6月から2代目の沼田元貴さんが店を受け継いだ。
人気のメニューが〈厚切りロースカツ定食〉。丁寧に下処理した300gもの豚ロースを使用する。その厚みは何と3㎝。肉好きが歓喜するボリュームだ。
揚げ方にも同店独自のノウハウがある。1度肉を油にくぐらせた後に引き上げ、余熱で肉に火を通す…という地道な作業を繰り返すこと数回。じっくりと火を通すことで、サクサクの衣とをジューシーな肉質に仕上がる。
完成まで約20分もかかるというこだわようだが、十分待つ価値はあり。特製ソースを絡めて頬張ると、最後のひと口までおいしさが続く。女性の客が、難なく完食するというのも納得だ。
<とんかつ専門店 我逢亭(がほうてい)>
帯広市大通南17丁目15(まりも小路)
Tel:0155・67・0733
営:11時30分~14時、18時~21時
(10月から11時~18時)
休:月曜(祝日の場合は営業)、第3日曜
※フリーマガジン「Chai」2020年10月号より。
写真/辻 博希
※写真の無断転用は禁じます。
まちの食堂
おふくろの味を求めて、変わらぬ笑顔で迎えてくれる店主に会いに―。食堂に行くと、何気ない幸せがあふれていて、なぜかホッとする。今回は、老舗から庁舎内の食堂まで、まちの食堂を一挙ご紹介。食欲の秋は、食堂巡りでお腹も心も満たされて。