十勝のはしっこ。(4)「陸別」
銀河線や天文台がある市街地のさらに先で、魅力的な場所と人に出会った。
Cafe&うつわ tomono
探して寄りたいぬくもり空間
陸別市街地から、国道を北に約15㎞。すぐ先は訓子府町、まさに陸別の“はしっこ”にたたずむカフェ。新潟から家族で移住した坂井友子さんが、「毎日の食卓に潤いを」との思いから、2013年に開店した。陶芸教室も開く坂井さん。お手製の器でいただく料理やスイーツはぬくもりいっぱいだ。
Cafe&うつわ tomono
探して寄りたいぬくもり空間
陸別市街地から、国道を北に約15㎞。すぐ先は訓子府町、まさに陸別の“はしっこ”にたたずむカフェ。新潟から家族で移住した坂井友子さんが、「毎日の食卓に潤いを」との思いから、2013年に開店した。陶芸教室も開く坂井さん。お手製の器でいただく料理やスイーツはぬくもりいっぱいだ。
陸別町小利別本通東1-9-1
Tel:080・5581・1155
営:木・金・土曜のみ。8時15分~17時
ニレの木陰
ツツジを見渡すツリーハウス
「のんびりする場所が欲しくてね」と、町内の三好幸三さんは豪快に笑う。私有地のニレの木に2009年に作ったツリーハウスは、高さ約4m。家具やストーブも備わった“天空の書斎”だ。ところが今は観光客も訪れる。実はここ、三好さんが手掛けた私設ツツジ園内で、ハウスは最高の花見ポイントなのだ。花の時期はカメラの準備もお忘れなく。
陸別町上陸別
Tel:090・9088・1301
※見学は事前に三好さんに問い合わせを
ユクエピラチャシ跡
国指定の貴重な史跡
チャシは、アイヌ文化期(13~18世紀)の砦跡。ユクエピラチャシ跡は道内でも最大級で、1987年に国指定史跡となった。溝「壕」に囲まれた三つの郭(かく)が連結した形をしている。壕の外側には表面を火山灰で覆った大規模な盛り土があり、「白いチャシ」だったことがわかっている。
陸別町字トマム2-2
※フリーマガジン「Chai」2018年6月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。
十勝のはしっこ。
十勝のはしっこの町には何がある? Chai編集部スタッフが、手分けして東西南北“はしっこ”のまちを探検しました。