十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年11月号

特集/レトロかわいい十勝

十勝のはしっこ。(3)「広尾」

〈極上広尾の黒ハモ重〉1,500円は、みそ汁と小鉢付き。広尾沖で取れたハモは脂がトロリ、身はふんわり。テキーラのカクテル〈パローマ〉800円と併せてどうぞ

 メルヘンチックな「サンタランド」が町のシンボル。太平洋に面した十勝港は、北海道
有数の漁場として知られる

鮨正
新鮮魚介とテキーラで乾杯!

 広尾町の海産物を気軽に味わうなら、鮨正へ。札幌のホテルで腕を磨いた経験を持つ若旦那の新谷要一さんが、多彩な魚料理で旬の味を楽しませてくれる。また、新谷さんはテキーラマエストロの資格を持つことから、テキーラの品ぞろえが約80種と充実。魚介との意外な好相性も満喫したい。

新谷さんに聞きながら、お気に入りのテキーラを見つけるのも楽しい


広尾町西1条7丁目
Tel:01558・2・4286
営:11時30分~13時30分、17時~21時
休:火曜、水曜の昼(夜は営業)

広尾で約40年営業を続ける、地元人気の寿司屋




手前から時計回りに、ホシノ天然酵母を使用した素朴な甘さの〈黒糖くるみ〉185円、〈こしあんこ〉〈つぶあんこ〉各160円は、食パンの生地で十勝産小豆のあんを包んでいる

パン工房 みかづきふくろう
ひと口ごとに小麦の風味が広がる

 さまざまなパンを食べ歩き、修行を積んだ店主の金子一俊さん。縁あって横浜市から広尾町へ居を移し、小さなパン屋を開いた。店に並ぶのは、道産小麦を使った30~40種類のパン。菓子パンから惣菜パンまで幅広くそろうが、おすすめはハード系。ひと口ほお張ると、優しい小麦の香りがふわり。

バイタリティーあふれる店主の金子さんは、シンガーとしても活躍中


広尾町西1条7丁目10-3
Tel:01558・2・0296
営:10時~18時
休:日曜、祝日

木のぬくもりあふれるログハウスが店舗




弁当やおやつは持ち込み可。オリジナルブレンドの〈コーヒー〉250円のみ用意する

夢乃館(ゆめのやかた)
緑に囲まれた、非日常への入り口

 代表・吉田慶三さんの夢を詰め込んだ、自然の中のレトロ空間。映画「新しい風」のセットを利用した「古民具館」や、築110年を超える民家を再生したカフェスペース、山野草のガーデンなどをめぐると、過去へタイムスリップした気分に。吉田さんが手作りした木工家具や流木の販売も好評。

いろりを生かした味のあるインテリア。吉田さんが手作りしたテーブルなども並ぶ

「時間を忘れてくつろいでください」と話す吉田慶三さん。妻の澄子さんと出迎えてくれる


広尾町豊似紋別19線57-1
Tel:090・9752・6098
営:10時30分~16時30分
休:なし
※例年4月20日~10月20日の開館期間中は無休

6月頃の夢乃館。敷地内が一面の緑に包まれる

古い農機具など、吉田さんのコレクションが展示されている「古民具館」


※フリーマガジン「Chai」2018年6月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。

十勝のはしっこ。

十勝のはしっこの町には何がある? Chai編集部スタッフが、手分けして東西南北“はしっこ”のまちを探検しました。

十勝のはしっこ。(4)「陸別」

十勝のはしっこ。(3)「広尾」

十勝のはしっこ。(2)「新得」

十勝のはしっこ。(1)「浦幌」