十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年11月号

特集/レトロかわいい十勝

十勝のはしっこ。(2)「新得」

〈フレーキー〉450円をはじめデニッシュ生地のパンは、切り分けておもてなしに

 高山脈と東大雪の山々に囲まれた自然豊かな町。ソバの名産地としても有名

パンとお菓子の店 ビオラ
普段の日も、特別な日にもワクワクを

 7年前に浅田徳生さん、美枝子さん夫婦が開いたパン屋。パンには道産小麦のみを使用し、徳生さんが自らブレンドするこだわりよう。「珍しいパンはありませんが、味わいに感動があるものを作りたい」と2人はほほ笑む。ホテルのパティシエだった徳生さんが手づくりするケーキもお試しを。

スイーツにも使うカスタードクリームと甘酸っぱいフルーツが、程よいバランスの〈フルーツのデニッシュ〉240円~。写真はいちごとオレンジ


新得町屈足旭町3丁目30-29
Tel:0156・65・2430
営:10時~パンがなくなり次第閉店
休:月・火曜

店主の浅田徳生さんと妻の美枝子さん。目当てのパンはお早めに




桜の名所としても知られ、例年5月に開かれる。「桜まつり」には町内外から多くの人が訪れる

新得神社
金運アップのパワースポット!?

 1903(明治36)年に天照皇大神を奉斎して創祀。現在の社殿は42(昭和17)年に建てられたもの。新得神社山のパワーを受けていることから、“金運が上がるスポット”としても話題に。また裏手には31(昭和6)年に開山した「霊場新四国八十八ケ所」の入口があり、200体を超える石仏が並ぶ。

「参拝の後に財布を開くと、良い運気が入ってくる」といううわさも

新得が「北海道の重心地」であることにちなんだ、“落ちない”合格守1,000円


新得町西1条北3丁目11-1
Tel:0156・64・5034




〈ランチ〉400円。取材日はシャケのチャンチャン焼き、まいたけ天ぷら入りうどん、つくねいもの春巻きなどが並んだ。水曜はカレーになる

街中サロン 手づくりショップ ふらっと
地元っ子気分でくつろぐなら

 ボランティアで切り盛りするアットホームなサロン。町民だけでなく、観光客も気軽に立ち寄れるので、旅の休憩に利用しよう。格安でボリューム満点なランチのほか、木曜限定のおやきが人気を集める。サロン内には新得の特産物や野菜、手芸品など、土産にぴったりな品もそろう。

〈おやき〉はあん、クリーム、チーズの3種類、各80円。チーズは町内の共働学舎のもの

スタッフによるあたたかな接客も魅力。新得の観光情報を聞くのもいい

展示されている品はすべて購入可。サロンは教室やギャラリーとしても利用されている


新得町2条南1丁目1
Tel:0156・64・6613
営:8時30分~15時
営業日:水・木・金曜


※フリーマガジン「Chai」2018年6月号より。
※撮影/岩間康。写真の無断転用は禁じます。

十勝のはしっこ。

十勝のはしっこの町には何がある? Chai編集部スタッフが、手分けして東西南北“はしっこ”のまちを探検しました。

十勝のはしっこ。(4)「陸別」

十勝のはしっこ。(3)「広尾」

十勝のはしっこ。(2)「新得」

十勝のはしっこ。(1)「浦幌」