2024年4月号

特集/ときめきのプリン&愛しのシュークリーム

冬のハンドメード(1)「眺めるだけで、笑顔の花咲く 花キャンドル」

 温かな光で、空間を優しく照らしてくれるキャンドル。インテリアにも映えるかわいらしい花キャンドルを、身近な材料を利用して作ってみませんか。

【材料】
・パラフィンワックス(ろう) 162g
・マイクロワックス(ろう)……8g
計170g
・キャンドル用顔料
・プリザーブドフラワー(ドライフラワーでも可)
・キャンドル用の芯…約20㎝
・紙コップ大、小…各1個
・粘土 ・割り箸…1膳 
・輪ゴム…2本
・ガムテープ

★道具
・IHヒーターかホットプレート
・鍋 
・はかり
・温度計(キッチン用) 
・ピンセット
・目打ち
・ハサミ


(1)鍋にパラフィンワックスとマイクロワックスを入れ、温度計をセットしたらIHヒーターをオン。80~85℃になるまで温めて溶かす。温度が上がりきる前にヒーターを切り、余熱で溶かすイメージで


(2)溶かしたワックスに芯を浸し、表面に薄くコーティングする(芯を割り箸でつかみテイッシュでふき取ると良い)。さらに芯が真っすぐになるように置いて乾かす


(3)小さい紙コップの底の中央に、目打ちで穴を開ける。(2)の芯を紙コップの穴に通し、コップの口側から4~5㎝出るように調整(ここが火をつける部分)。底からはみ出した芯は片結びにする


<Point> 結び目はこんな感じ!


(4)結んだ芯をまとめて、粘土で穴をふさぐ。さらにガムテープを貼ればワックスが漏れにくい


(5)割り箸を割って両端を輪ゴムで縛り、(4)の紙コップの中央に乗せる。芯を割り箸の間に挟んで直立させる


(6)(1)のワックスを再び温める。85~90℃に熱し、顔料を好みの色合いになるまで加えて混ぜる。完成したら(5)の紙コップへワックスを流し込む Point 顔料は少しずつ加えていくこと


(7)完全に固まったら(30~40分後)、紙コップから取り外す。ハサミで切り込みを入れると取り出しやすい

<Point> 芯の周りが凹んだら、ワックスを追加して平らにしてから取り出す


(8)大きな紙コップの中央に(7)のキャンドルを入れる。(5)で使った割り箸を今度は大きな紙コップに乗せ、キャンドルを底から2~3mm浮かせた状態で芯を挟む


(9)紙コップとキャンドルの間にプリザーブドフラワーを入れていく。終わったら、残りのワックスを再度85~90℃に温めて流し込む。固まったら完成

<Point> プリザーブドフラワーはキャンドルの高さまで入れる


<Advice>
・ガスは引火する場合があるので、使用しないこと。
・プリザーブドフラワーを上まで入れ過ぎると、火が燃え移る場合があるので注意。

<教えてくれた人>
本間知恵子さん
帯広市・アロマテラピー&キャンドル教室「Natural aroma life(ナチュラルアロマライフ)」(Tel:050・3702・5430 https://naturalaromalife.com/)代表。花キャンドル、ハーバリウム、アロマテラピーの自宅教室のほか出張講座、キャンドルの販売も行う。


※フリーマガジン「Chai」2019年12月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。

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【特集】冬のハンドメード
 寒い季節は、おうち時間を楽しく有意義に。キャンドルや消しゴムはんこ作りなど、自宅で気軽に挑戦できてクリスマスにもぴったりな「ハンドメード」のあれこれを紹介します。