十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年11月号

特集/レトロかわいい十勝

今日からできる食費の節約術(2)「食費の節約は冷蔵庫整理から」

 「うっかり賞味期限切れ」「同じものを買って食べきれなかった」。それはお金を捨てているのと一緒!冷蔵庫の整理整頓が身に付くと、食材の廃棄や無駄買いが減って食費の節約につながります。

★ポイントはこの3つ
1.分ける

「食べる」o「r 食べない」?「使っている」o「r 使っていない」? 冷蔵庫の中身を全部出してジャッジ
自分の「無駄買い」傾向も把握するチャンス!

2.まとめる
一緒にすると便利なものや同じ種類のものは、まとめて「○○セット」を作る
例)朝食セット」「おつまみセット」「おやつセット」

3.収める
使用頻度によって「置き場所」を決める

<冷蔵室>
松井さんの冷蔵庫を拝見!

小学生のお子さんとご主人の3人で暮らす松井さん宅の、ある日の冷蔵庫。写真のように、冷蔵室は各食材の置き場所が決まっていて何があるのか分かりやすく“、食材の迷子”は皆無!


<収める>
「毎日使うもの」「賞味期限の短いもの」は目線の高さへ

すべての“顔”が見えるように! うっかり賞味期限切れ…もこれで回避。

トレーで奥の食品を「引き出す」
忘れがちな一番奥のものも目に触れるように。見やすく取り出しやすいトレーのサイズは、奥行きぴったりが理想。

「ラベル」を貼る
収納場所や容器などにはラベルを貼って。家族みんなが食材をスムーズに出し入れできて、節電につながります。


<まとめる>
「用途別」「種類別」に分類する

上段右は「ご飯のおともセット」、左は「スパイスセット」。グループを作って容器やトレーで管理すると、そのまま台所やテーブルに出せて時短に。

透明な容器で「見える化」
中身が見えないとおかずを腐らせてしまうことも。保存容器は透明がおすすめ。


<野菜室>
<収める><まとめる>
重ねず「立てる」と一目瞭然

野菜は畑で育った状態で保存すると鮮度が保たれます。立てることで在庫も把握しやすくなり、使い忘れや重複買いの防止に。

プラスチックケースの他、紙袋なども活用して


複数段ある野菜室なら、刻んだ野菜や腐りやすいものは上段へ。

使いかけのショウガや タマネギなどをトレーにまとめ、無駄なく使い切る


ちょこっとアイデア
常にそろえておきたい野菜の名前をラベルに書いて貼っておくと、買い足すものが分かりやすくなります


<冷凍室>
<収める>
毎日使うものは「手前」に

使う頻度で置き場所を分けると、食材の出し入れや在庫管理も容易に。


「平らにする」「立てる」
フリーザーバッグなどに入れた食材は、高さをそろえて平らに整え、立てて収納。 日付や中身のラベルを貼ると、効率よく食べ切ることができます。

3段式の冷凍室のうちの3段目。松井さんは、1段目は刻んだ野菜、2段目はお弁当用のおかず、3段目は作り置きのおかずや肉などを収納していました。取り出す頻度が低い手作りみそのストックは、3段目の最も奥に


便利アイテムで収納上手
容器やトレーなどは、100円ショップやホームセンターなどで手に入れて。容器は「中身が見える「」四角「」重ねられる」ものがベスト。


<教えてくれた人>
整理収納アドバイザー
松井香織さん
暮らしデザイン代表。住宅収納スペシャリストの資格も持ち、十勝を中心に整理収納セミナーを多数開催
帯広市清流西2丁目15-6 
Tel:090・6267・0110
Blog https://kaori925.exblog.jp/


※フリーマガジン「Chai」2020年2月号より。
※写真/辻博希。写真の無断転用は禁じます。