今日からできる食費の節約術(1)「まずはできることから! 食費の節約7カ条」
1.買い物は「前」「店頭」「後」にそれぞれ注意
●買い物前…冷蔵庫の中身をチェック。賞味期限が近いものを使い切ることを前提にレシピを考え、足りないものを買い足すとよいでしょう。何度も店に足を運ぶと余計なものまで買ってしまうので、1週間分をまとめ買いするのがお薦め。
●店頭…特売のチェックポイントは、(1)つきだし(2)エンド(3)しまちん
・つきだし…棚の前など、通路に突き出して置いてある場所。その日安く仕入れたも
のといった、お買い得品が並びます。
・エンド…棚の終わりにある、安売りやお薦めの品がある場所。
・しまちん…陳列棚以外に作られた「島」のような場所。特売品や旬の品がある。
●買い物後…近日中に食べるもの以外で冷凍できる食材は、速やかに冷凍庫へ。
2.調味料は手作り
食品ロスで見逃しがちなのが調味料。たまに使う調味料なら、思い切って手作りしてみては。ポン酢は酢としょうゆとみりんで、オーロラソースもケチャップとマヨネーズで作れます。
3.食品ロスを無くす
安く買うより家にある食材を把握するのが節約の近道。食べ切る自信がなければ、割高でも少量パックやカットしたものを購入しましょう。また、栄養豊富な葉や皮は捨てずに活用。大根の葉は漬物、皮はきんぴらに。ブロッコリーの芯はスープの具に使えます。
4.キャッシュレスを制するものは食費を制す?
良く利用する店の、キャッシュレス決済の割引率やポイントのたまり方を把握しましょう。スマートフォンの操作が苦手という人も、ぜひ「QRコード決済」や「バーコード決済」に挑戦を! サービスの中には、クレジットカードと併用してポイントを2重取りできるものもあります。
※決済事業者により条件が違いますので、ご利用の事業者の規定をご確認ください。
5.クーポン&チラシを徹底利用
子育て中や共働きの家庭なら、忙しい時期の外食は仕方がないこと。折り込みチラシの割引情報はもちろん、クーポンが手に入るアプリも活用しましょう。ちなみに「LINE Pay(ラインペイ)」は、ドラッグストアやコンビニなどで使えるクーポンが豊富なので要チェックです。
6.作り置きで時短&節約
お弁当用の副菜や揚げ物などは、休日や時間がある時に作り置き。冷凍してストックしておくとよいですね。食材の食べ残しが減るだけでなく、忙しい日も心強い!
7.我が家の安価レシピを定番化
単価の安いレシピを頭に入れておけば、給料日前に大活躍。鶏胸肉、ツナ、納豆、モヤシなどの安い食材でおいしい料理が作れると、お財布がピンチの時も楽しく乗り切れます。
★裏技!調理家電で時短もかなえられる
食材の無駄を無くすために、活用したいのが調理家電。わが家は自動調理器「ホットクック」を活用しています。食材を切って調味料を入れれば完成するので、疲れた日も料理が苦になりません。外食の機会が減って時短もでき、長い目で見ればお得な買い物です(山崎さん)。
<教えてくれた人>
山崎増美さん
金融機関、不動産管理会社を経て、2007年に「FP山崎増美事務所」を設立。企業や個人のマネーコンサルティングや各種マネーセミナー、講師、執筆活動などを行っている。FP、宅地建物取引士などの資格を持つ。
〇FP山崎増美事務所
帯広市新町西2丁目10
Tel:0155・41・7661
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【特集】今日からできる食費の節約術
つい先延ばしにしがちな家計の見直し。まずは節約の効果が見えやすい、食費の削減から挑戦してみませんか。専門家のアイデアや店舗のセール情報など、今すぐ使える節約のノウハウを一挙紹介!
※フリーマガジン「Chai」2020年2月号より。
※写真の無断転用は禁じます。
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