十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年11月号

特集/レトロかわいい十勝

おさんぽ日和。(5)「十勝千年の森」

「千年の丘」から一望する十勝平野は、見るものすべての心を癒やす

大地と融合するガーデン 
 清水町羽帯の国道38 号を日高山脈の山麓に向かい、約5㎞のところに「十勝千年の森」がある。周りに木々と自然の草花が生い茂る道を抜けると、視界が広がり、大地がダイナミックに波打つ「アース・ガーデン」が目の前に現れる。日高山脈が後ろに控え、周りの風景も一つのガーデンのように思えてしまう。

 アース・ガーデンの先に「千年の丘」がある。爽やかな風を切り上りきると、一面に十勝平野が広がり、その風景は、いつまでも眺められる。視界が良い日は、直線で約30㎞の帯広市街まで見えるそう。

 6年前に十勝千年の森を会場に開かれた「北海道ガーデンショー」で造られた、アーティストの作品もある。その一つ「石の記憶」は森にある麦飯石(ばくんせき)を使った作品。年月とともに周りの自然と一体ととなっていく。十勝千年の森は大地と融合したガーデンだ。

園内各所に美しい小川が流れる

年を経るごとに変化していく石や植物が周囲の自然と一体になる

川のせせらぎや鳥の声に耳を澄ませば、ゆったりとした森の時間が流れる


厳選ソーセージと二種のソースのホットドッグ
(十勝千年の森・ガーデンカフェ ラウラウ)

「草原の風」(鹿追町)のソーセージを使用。パンは清水町の「ジョバンニ」、他の食材も北海道産、十勝産の食材を使う。「オール北海道」を味わえる一品。ガーリックプレッツェル、地元野菜ア・ラ・モード付きで1,100円


清水町羽帯南10線
Tel:0156・63・3000
営:7月1日~8月31日 9時~18時、9月1日~10月21日 9時30分~16時
料:一般・大人(高校生以上)1,000円、小・中学生 500円、小学生未満は無料


※フリーマガジン「Chai」2018年7月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。