おさんぽ日和。(1)「帯広の森はぐくーむ周辺」
市民暮らしに寄り添い、成長する森
帯広の森は、1975(昭和50)年に始まった、市民参加の森づくり活動によって育まれてきた。畑だった土地へ木々を植え、緑を育てている。406.5haの敷地内にはさまざまな施設があり、散策や動植物の観察も楽しめる。
取材日の5月下旬は「初夏の木々の花が次々と咲く“リレー”が始まる時期」と、森の情報発信を行う「はぐくーむ」の施設長・日月(たちもり)伸さん。帯広市みどりの課・主任の小丹枝(こにし)佑美さんも同行し、針葉樹が広がる北方面へ。6月に見ごろを迎えるベニバナイチヤクソウの群生地があると聞き、期待がふくらむ。
目的地には、つぼみをつけたベニバナイチヤクソウが一面に広がっていた。「この花は木と共生しており、人工的には育たない。帯広の森が自然な状態に近づいている証しです」と日月さん。市民が守り育ててきた森は、今や自身の力でも成長しつつある。小さな花々から、大きな自然のエネルギーを感じた。
帯広の森は、1975(昭和50)年に始まった、市民参加の森づくり活動によって育まれてきた。畑だった土地へ木々を植え、緑を育てている。406.5haの敷地内にはさまざまな施設があり、散策や動植物の観察も楽しめる。
取材日の5月下旬は「初夏の木々の花が次々と咲く“リレー”が始まる時期」と、森の情報発信を行う「はぐくーむ」の施設長・日月(たちもり)伸さん。帯広市みどりの課・主任の小丹枝(こにし)佑美さんも同行し、針葉樹が広がる北方面へ。6月に見ごろを迎えるベニバナイチヤクソウの群生地があると聞き、期待がふくらむ。
目的地には、つぼみをつけたベニバナイチヤクソウが一面に広がっていた。「この花は木と共生しており、人工的には育たない。帯広の森が自然な状態に近づいている証しです」と日月さん。市民が守り育ててきた森は、今や自身の力でも成長しつつある。小さな花々から、大きな自然のエネルギーを感じた。
市内を一望できる、もりの山
2016年帯広の森にお目見えした新スポットが「もりの山」。高さ17mの築山で、頂上にある展望広場から帯広市の街並みが見られる。晴れた日はもちろん、ロマンチックな夜景もお薦め。帯広市西21条南6丁目(帯広の森市民農園・都市農村交流センター(サラダ館)東側)
帯広市南町南9線49-1
Tel:0155・66・6200
(帯広の森・はぐくーむ)
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【特集】おさんぽ日和。
散歩って、ちょっとウキウキする。気持ちがリフレッシュするのはもちろん、道中の草花を眺めるだけでも、新しい発見があるから。帯広・十勝は散策にぴったりの魅力的な場所がいっぱい。夏に歩きたいコースを紹介します。
※フリーマガジン「Chai」2018年7月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。
おさんぽ日和。
帯広・十勝は散策にぴったりの魅力的な場所がいっぱい。夏に歩きたいコースを紹介します。