2024年4月号

特集/ときめきのプリン&愛しのシュークリーム

いいものfromトカチ(4)「EZO LEATHER WORKS(エゾレザーワークス)の『ブーツ』」

〈SAM ZIP〉38,500円(送料別)は、21.5 ~28.5㎝までのサイズが可能。大阪の靴工房「デコアンドボコ」が製作を手掛け、商品完成まで約2カ月かかる

 北海道で暮らす私たちにとって、ブ-ツ探しはちょっとしたライフワーク。デザインや機能性にこだわるほど、ハードルは上がるばかりです。

 理想の一足の候補に加えてほしいのが、エゾレザーワークスのブーツ。代表の長谷耕平さんは、自らなめした鹿の皮を道内外の革作家に託し、多彩な品を生み出しています。「鹿革は柔らかく足に良くなじむ。また油分が多いので、ぬれても劣化しにくいんです」と長谷さん。内側の暖かなボアや滑りにくい靴底など、雪国で使ってこそ、良さが実感できる作りになっています。

 足の採寸から始まり革の色まで選べる、手作業のオーダーメード。この一足との出合いで、ブーツ探しの長い旅が終わるかもしれません。

<長谷耕平さん>
東京都出身。群馬県でログハウス専門の大工として修業した後、池田町に移住して地域おこし協力隊員に就任。2019年5月、鹿革の靴や小物を展示する工房「エゾレザーワークス」を立ち上げた。ハンターとしても活躍し、1年に狩猟する鹿の数は約100頭にものぼる。


<EZO LEATHER WORKS>
池田町清見163-12 Tel:015・578・7256 営:11時~17時 休:火・水曜
※年内は休業。1月9日~営業。 メール(info@ezoleatherworks.com)、
ホームページ(http://ezoleatherworks.com/)からの問い合わせは随時受け付け。

いいものfromトカチ
帯広や十勝の町の名店を紹介する、Chaiの連載です。

※フリーマガジン「Chai」2020年1月号より。
※写真/辰巳 勲 写真の無断転用は禁じます。