2024年4月号

特集/ときめきのプリン&愛しのシュークリーム

あの味をおうちで(4)「酒処丹のの『温かいポテトサラダ』」

 店内には、全国からえりすぐりの日本酒が60種類以上並ぶ。地酒の奥深さに魅了され、国際唎酒(ききさけ)師の資格まで得た米国出身のダン・メトカフさんの目利きで、酒に合ううまい料理と共に楽しめる。

 このポテトサラダは、メトカフさんの思い出の味。からし入りで温かいまま食べるドイツのサラダで、ドイツ系の親戚が多かった故郷では家族が集まるとよく出てきた。冷たいサラダが主流の日本でそのおいしさを伝えようと、今年の1月から本格的にメニューに加わった。

 作り方はいたってシンプルで、料理初心者にもお薦めだ。揚げることで香ばしさが増したジャガイモと、からしやネギの風味、生ハムのうま味はバランスが良く、「どんな日本酒とも合いますよ」と人懐っこく笑うメトカフさん。次は酒談議を目当てにカウンター席に座るのも良さそうだが、こよいは自宅でまずは乾杯!

【材料】(2人分)
◆皮付きポテト(冷凍)
※マチルダがおすすめ(今回は芽室産を使用)。 ふかしたジャガイモでも可…250g
◆ドレッシング
 砂糖…小さじ1
 酢…小さじ1
 練りからし…小さじ1
 ブラックペッパー…少々
 マヨネーズ…1/4カップ
◆小ネギ…3本
◆生ハム…3枚(パック入りで販売しているもの)

【作り方】
(1)ドレッシングの材料を大き目のボウルに入れて混ぜ合わせる。からしが溶けるまでよく混ぜる。(point1)
(2)小ネギと生ハムを1cm幅に切り、電子レンジで約40秒加熱する。加熱することでネギの辛さが和らぎ、生ハムはこくが出る(point2)。
(3)(2)を(1)のドレッシングに加える。
(4)皮付きポテトを約180℃の油でカリカリになるまで揚げる(point3)
(5)揚げたポテトを(3)と和え、大きいスプーンでざく切りにしながら混ぜ合わせる。
(6)皿に盛りつけ、細かく輪切りにした小ネギ(分量外)を散らす。

point1

point2

point3

「冷やしてもおいしいポテトサラダです」と、酒処丹の店長Dan Metcal(f ダン・メトカフ)さん

【コレがおすすめ!】バター
ドレッシングにこくを出したいときは、マヨネーズ+バターがお薦め。他の料理にも応用可。


酒処丹の
帯広市西1条南10丁目15 丹野ビル2F
Tel:0155・67・8169
営:18時~24時
休:第1・3日曜


※フリーマガジン「Chai」2020年7月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。

あの味をおうちで

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