あの味をおうちで(2)「欧風キッチンパテの『ハンバーグステーキ』」
ハンバーグをメニューの中心に据えたのは、親しみがある家庭料理だからこそ、そのおいしさを追求して伝えたかったから。長内さんいわく「たかがハンバーグ、されどハンバーグ」。アレンジが自在な分、肉の混ぜ方や焼き方など一つ一つの工程と丁寧に向き合う。
店では、デミグラスソースで仕上げた煮込みやハンバーグステーキが人気。作り方の基本を身に付けたら、舌で答え合わせすべくパテに足を運ぼう。ハンバーグの奥深さに気付き、常連になること請け合いだ。
【材料】(4人分)
■ハンバーグ
◆合いびき肉…500g ※牛肉が6~7割だとよりおいしい
◆塩…小さじ1
◆コショウ…少々
◆タマネギ…小1個
◆パン粉…カップ1弱
◆ 牛乳…80㏄
◆卵…1個
◆ナツメグ…少々
◆サラダ油…大さじ1
■ソース
◆ケチャップ、ウスターソース…各適量
※それぞれ同じ分量で用意
◆ワインビネガー(好みで)…適量
<事前準備>
◆パン粉は牛乳に浸しておく。
◆タマネギはみじん切りにして薄茶色になるまで炒め、冷やす。
【作り方】
(1)ハンバーグを作る。合いびき肉と塩をボウルの中で混ぜる。(point1)。
(2)サラダ油以外の残りの材料をすべて加え、まとまって粘りが出るまでよく練る。
(3)手にサラダ油を塗り、空気を抜くようにして両手でハンバーグを丸形や俵形に成形する。サラダ油が肉の表面を覆うため、焼いたときに割れにくくなる(point2)。火が通りやすいように中央は少しへこませる。
(4)フライパンを熱して、強めの中火で(3)を焼く。約2分ほど焼いて焼き色をつけてひっくり返したら、大さじ2程度の水(ワインも可)を加えてふたをし、弱火にして5分蒸し焼きにする。さらに火を止めて5分蒸らすのがふっくら仕上げるこつ(point3)。
(5)竹串を刺して透明な汁が出れば、焼き上がりのサイン。
(6)ソースを作る。ハンバーグを取り出し、フライパンに残ったあくなどを取り除く。ケチャップとウスターソース、ワインビネガー少々を加えて温める。ブイヨンや缶詰のデミグラスソースを少し加えるとさらに本格的に。
【コレがおすすめ!】和牛の脂
肉を練るときにスーパーなどで手に入る和牛の脂を少量加えてみて。2ランクはおいしさがアップするそう。
◆欧風キッチンパテ
帯広市西21条南2丁目32-5
Tel:0155・35・1156
営:11時30分~15時、
17時30分~21時30分
(LO各30分前)
休:月曜
※フリーマガジン「Chai」2020年7月号より。
※撮影/辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。
あの味をおうちで
お気に入りの店の“あの味”が恋しくて、家でも気軽に作りたいと思ったことはありませんか?今回は帯広市内4店の人気メニューを、自宅で簡単に調理できるように材料や作り方をアレンジしたレシピを紹介します。