いいものｆｒｏｍトカチ（８）「teamGO-ON（チームゴーオン）の『POTATOY（ポテトイ）』」

　ポテトイはその名のとおり、ジャガイモを模した木のおもちゃ。十勝のカラマツとトドマツを使用し、職人が一つ一つ手作業で仕上げています。滑らかな木肌から、じんわりと木の温もりが伝わってくるようです。

　このユニークな玩具の生みの親は、アーティストで木育の活動にも取り組む馬場拓也さん。「自分が面白いと感じたもの」に「十勝らしさ」を加え、アートと遊びを融合させました。

　握ったり、積み重ねたり。自由な発想を通じ、子どもの創造性を育みます。また誤飲を防ぐため、5㎝ 角以上のサイズに仕上げるなど、安全に遊べる工夫も。おもちゃとしての役目を終えた後は、インテリア雑貨として飾るのも良さそうです。

＜馬場拓也さん＞
帯広市出身。弘前大大学院修了。大学在学中からアーティストとして活動し、2015年「創作玩具コンペティション」入賞、16年「新制作展」で新作家賞、19年「ウッドデザイン賞」ハートフルデザイン部門を受賞。4月からは札幌大谷大学の講師に就任。

＜team GO-ON＞
藤丸百貨店のほか、POTATOY公式サイト（https://www.potatoy.com/）などで販売。帯広の森はぐくーむや帯広市児童会館には、実際に触れて遊べるポテトイを用意。

◆いいものｆｒｏｍトカチ
Made in 十勝の良質な雑貨を紹介するChaiの連載です。

※フリーマガジン「Chai」2020年5月号より。
※撮影／辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。