2024年4月号

特集/ときめきのプリン&愛しのシュークリーム

うるおう、私(5)「Beauty Interview 帯広畜産大学 松井詩さん」

帯広畜産大学の図書館にて。自然や野生動物が好きで、「カメラにも挑戦したいです。すてきな景色と動物を撮りたいと思います」

十勝は内側からきれいになれる場所
 ―両大会に挑戦した理由を。
 シンガポールの高校在学中から愛動物護や殺処分について学んでいて、日本における認知が足りていないと感じました。安直ですが、影響力を持つ人になれば何か変わるかなと思ったからです。

 大学では食文化についても学び、今はかびや酵母の研究をしています。そんな中、酵母が関わる日本酒に興味を持ちました。日本の伝統文化を発信するため鍵となる存在で、自分の研究分野への繋がりにも縁を感じました。

「2020 Miss SAKE」北海道代表に選ばれたときの松井さん。地域の人からエールをもらうこともあり、「その言葉がまたパワーになります」。帯畜大では偶然にも、上川大雪酒造との共同研究による酒蔵の建設が進められています

芯があって気配りができる女性に
 ―女性の美しさとは。
 男女共に一生懸命で真っすぐな人に憧れます。特に女性は、芯があって先々まで考えた気配りができる人は美しいと思います。今関わっているMiss SAKEのプログラムでも教わった「目配り・気配り・心配り」ができる女性になりたいです。

 ―自分を磨くために大切にしていることを。
 忙しくても外見には気を使っています。北海道の冬は特に乾燥するので、化粧品は保湿性の高いものを加えたり、季節ごとに使うラインを変えています。

 食べて飲むことが大好きで、北海道に来たときは何を食べてもおいしく、1カ月で体重が7㎏増えたことがありました。早く痩せなきゃと焦りましたが、他人のためではく、自分を好きになって、人生を楽しむためというポジディブな思考でダイエット美に取り組もうと思うようになりました。そうすると肩の力が抜け、体重も割とすんなり落ちて。それをきっかけに、自分がさらによくなる方向にモチベーションの保ち方を変え、日々、健康を考えた選択をしています。

 食生活では、野菜をよく食べます。野菜の収穫や搾乳のバイトを続けアルバイトを続けていて、野菜をもらうことも多いです。料理が好きで自炊もしています。食べた分は体を動かすことも大切。気持ちも晴れますよね。

 ―十勝の好きなところは。
 広大な大地と青空。土からエネルギーをもらえるところ。澄んだ空気を取り込むだけで、体の中からきれいになる気がします。

 北海道・十勝の魅力は食にあります。女性は食べることに対して体重が増えるなどネガティブなイメージを持つ方も多いですが、英語で「ダイエット」とは食生活そのものを指します。そういう観点からも十勝は食材を利用して内側からきれいになれる素晴らしい場所だと思います。


<Profile>
 東京都出身。5~10歳までを米国ニュージャージー州で生活し、一度帰国した後、中学3年から高校卒業までシンガポールで過ごした。「2017ミス・ユニバース・ジャパン」北海道代表。「2020 Miss SAKE」北海道大会ではグランプリとなり、3月の日本大会(京都)に向けて研さんを積んでいる。獣医師を目指し、帯広畜産大学共同獣医学課程に在学中。


※フリーマガジン「Chai」2020年3月号より。
※写真の無断転用は禁じます。

うるおう、私

春は肌が乾燥しやすく、環境の変化で心や体へのストレスも多い季節。そんなときこそ、スキンケアや質の良い食事にこだわり、心を豊かにする小さな習慣を始めましょう。明日の「きれい」のために、体と心に潤いを―。

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