読むたのしみ(4)「十勝で見つけた、新しい本屋のカタチ(4)~馬酔本(うま、ほんによう)」
珍しい無人の古書店、帯広に
帯広市内の住宅街にひっそりとたたずむ無人古書店。個人塾を経営する平野雄士さんが昨年8月、同じ建物の1階で開業した。
帯広市内の住宅街にひっそりとたたずむ無人古書店。個人塾を経営する平野雄士さんが昨年8月、同じ建物の1階で開業した。
札幌の大学時代は古本屋の世話になり、塾と両立できる店は長年の夢だった。店内は私物や買い取った約900冊が並び、文庫や新書、選書の他、子どもや学生向けの参考書もそろうのが平野さんらしい。会計は店の隅にあるカプセル入り玩具「ガチャガチャ」で紙袋を購入し、本を入れて持ち帰るシステムで、静かな空間で味わうワクワク感がいい。
「店づくりはこれから。目標は2,000冊かな」と平野さん。買い取りもしているので、気になる人はSNSで連絡を。
<馬酔本(うま、ほんによう)>
帯広市西2条南19丁目11
営、休:共に不定
twitter:@uma_hon_ni_you
(買い取りはダイレクトメッセージで問い合わせ)
※フリーマガジン「Chai」2020年11月号より。
※撮影/辻 博希
※写真の無断転用は禁じます。
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