2024年4月号

特集/ときめきのプリン&愛しのシュークリーム

読むたのしみ(3)「十勝で見つけた、新しい本屋のカタチ(3)~鈴木書店」

取材時は雑貨イベント向けに、レシピ本やエッセイ、絵本など女性を意識した品ぞろえ

本と人の縁を結ぶ
 本に触れ、好奇心の赴くままにアンテナを伸ばす。そのワクワク感をギュッと凝縮し、十勝管内のさまざまなイベントに出店しているのが鈴木書店。100冊以上ある在庫の中から、会場の雰囲気に合った本を厳選しているのが、店長の鈴木司さんだ。

大量な本の中では見過ごしてしまう良書を発見できる


 帯広市内で医療関係の仕事に携わる傍ら、「おびひろ自主上映の会」の代表としても活躍する鈴木さん。「本屋が無い地域にも本を届けたい。インターネットは目的の本がすぐ見つかって便利だけれど、思いがけない本との出合いは店頭ならでは」と話す。蔵書のすべてに目が届く小さな本屋で、一期一会の出合いを楽しもう。

店舗では販売できない「ビッグイシュー日本版」も取り扱う

週末は“移動する本屋”として、十勝中で販売を行う鈴木さん


<鈴木書店>
出店情報はブログやTwitterFacebookで確認を。10月31日はトマルカフェ(鹿追町)に出店予定

※フリーマガジン「Chai」2020年11月号より。
※撮影/辻 博希 
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